全国で唯一「お寺がない村」!そこに建つ南無阿弥陀仏の石碑に秘められた歴史とは!? (3/3ページ)

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さらには、仏教のものだとバレないように石段として、これまで信仰してきた「ごいっしょうさま」をを踏むことの悲しみは、想像を絶するほど。

しかしそのおかげで、村内のお寺はことごとく破壊の憂き目に遭いましたが、「ごいっしょうさま」は何とか廃仏毀釈の目をすり抜けたのです。

お寺のない村になった訳

「ごいっしょうさま」の歩んだ歴史を考えると、手を合わせずにはいられません。

さて、全国での廃仏棄釈の波は十年ほどで過ぎ、街にあるようなお寺は徐々に再建されていきましたが、この小さな村には再興の体力も経済力もあるはずもなく、それ以来、東白川村は日本で唯一お寺のない自治体となったのです。

廃仏棄釈の波も過ぎさった後に、散りぢりになっていた4つの破片は再び集められ、もとの場所へ戻ってきました。しかし、ここに元々あった常楽寺は破壊されて村役場になっていました。

そんな顛末から、日本で唯一のお寺のない村に「南無阿弥陀仏の碑」だけが立っているのです。

廃仏棄釈運動に壊された側としては確かに辛く苦しいものだったことは想像に難くありません。

しかし、それを経た現代、廃仏棄釈があったからこそ見える景色と学べる歴史があります。いいことも悪いことも、分断なく連綿と現代につながっていることを実感できる場所です。

強い想いのつまった「四つ割の南無阿弥陀仏碑」、まったく観光名所ではありませんが、みなさんも一度訪れて欲しいと思っています。

日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan

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