救急車に乗るスリルを味わいたくて350回近くも嘘の緊急通報をした女性が逮捕

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救急車に乗るスリルを味わいたくて350回近くも嘘の緊急通報をした女性が逮捕
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 アメリカ、オハイオ州の女性は救急車に乗るスリルを求めて、偽の緊急通報を350回近くしていたことが明らかになった。また、救急隊員らに気遣われることも快感だったようだ。

 女性の行動は住民の税金で賄われている緊急医療サービスに大きな負担をかけ、本当に助けを必要とする人々を助けることができなくなる事態を引き起こしたとして逮捕された。

・救急車に乗りたくて、偽の緊急通報を繰り返した女性
 オハイオ州ザネズビル市で、ケシャ・ケネディ(34歳)という名の女性が、救急車に乗るために数百回も911に緊急通報をしていたことが明らかとなった。

 ケネディのこの異常とも思える行為は2020年から始まり、市の緊急医療サービスに大きな負担をかけていた。

 特にサウス・ザネズビル消防署は、彼女のために本当に必要な緊急対応ができなくなり、結果として、助けられたであろう人の命を失ったケースもあったという。

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photo by Pixabay・仮病を使って何度も救急車を呼びつけていた
 ケネディは911に350回近くも緊急通報していた。1日に数回電話をかけることもあり、さまざまな病気を訴えていたという。

 検察当局は「彼女は救急車で病院に向かう間、救急隊員に気遣われ、ちやほやされることを娯楽として楽しんでいた」と述べている。

 だが彼女は本当に病気だったわけではない。病気のふりをしていたのだ。病院に到着し、医師から健康診断を受けると「問題なし」として帰されていた。

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photo by iStock・女性は起訴され、罪を認める
 ケネディの行動は税金で賄われる緊急医療サービスの乱用にあたる。

 精神科の専門医は、ケネディが虚偽性障害(作為症)であると診断し、彼女の行動が嘘であると法廷で証言した。

 虚偽性障害を持った人は、明らかな外的要因がない状況で、何度も身体症状や精神症状があるフリをして病気やけがをねつ造するという。

 原因は不明だが、重度のパーソナリティ障害やストレスが影響している可能性があるという。

 劇的な症状を演出し、説得力がある場合もあるため、まわりの人は信じてしまうこともある。

 病院で検査を行い、他の病気の可能性がすべて否定され、症状が偽りであることの証拠が認められれば、この病気と診断される。

 ケネディは、緊急医療サービスの妨害、虚偽の警報、911システムの乱用の罪で起訴され、その罪を認めたという。

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・他の郡の救急車も呼んでいた
 ケネディの奇妙な行動は、オハイオ州の他の4つの郡でも見られており、リッキング郡では911システムの誤用で有罪判決を受けている。

 彼女はリッキング記念病院で立てないふりをし、意識を失ったふりをするなど、さらなる虚偽の行動を続けていた。

 地方検察官補佐のジョン・リトルは、虚偽の911通報を追跡するためのシステムの改善が必要であると述べた。

 彼は「350回もの無意味な救急車の出動は全くもって馬鹿げている」と強調し、緊急医療サービスが法執行機関に対して迅速に報告できるチェック機構の必要性を訴えた。

 ケネディの判決は後日言い渡される予定である。

References:Kesha Kennedy pleads guilty to calling 911 hundreds of times over fake emergencies / Written by parumo




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