「名は体を表す」は本当だった。人の顔は名前に一致するように変化していくことが判明 (2/4ページ)
AIは、人間のときと同じく、大人の顔を見て、その名前を偶然以上の確率で正解できたが、子供の名前を当てることはできなかった。
子供の顔から名前を推測できないが、大人の顔ならできるという事実は、親が赤ちゃんの容姿にぴったりな名前を選んだわけではなく、人間の顔が与えられた名前に合わせて変化しているだろうことを意味する。
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実験の一例、顔写真を見て名前を当てるテスト / image credit:Proceedings of the National Academy of Sciences (2024)。DOI: 10.1073/pnas.2405334121・なぜ名前に合わせて顔が変化するのか?
だが、なぜ、人間の顔は名前にあわせて変化するのだろう? 研究チームの仮説によるなら、それは”社会的な期待”の影響であるという。
人の名前の中には、ある種のイメージと結びついたものがある。たとえば、信長や家康と日本人が聞けば、歴史上の人物を思い浮かべるだろう。あるいは西洋諸国なら、ある名前から聖書に登場する人物を想像するかもしれない。・社会的なイメージに合わせようとしている
詳しいメカニズムは不明だが、私たちの顔はそうした社会が共有するイメージに合わせて、だんだんと変化していくようなのだ。
研究の中心人物ヨナット・ズウェブナー博士は、「すなわち社会的期待の深遠な影響を浮き彫りにしています」と、ニュースリリースで話す。
これまで実証するのがほぼ不可能だった、社会的構成概念や構造があることを証明しました。