磁気で脳を刺激するだけで、マウスをマインドコントロールすることに成功 (2/3ページ)

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Nano-MINDを使えば、さまざまな神経経路を磁場で操作することができる/Institute of Basic Science・マウスの食欲・社交性・母性がアップ
 このアプローチを試すために、脳にイオンチャネルを組み込んだマウスで3つの実験が行われた。

 最初の実験でまず狙ったのが、食事や報酬行動に関係する「外側視床下部」にある受容体だ。そしてその結果、見事マウスの食欲を自由にコントロールすることができた。

 例えば興奮性ニューロンにスイッチを取り付けたマウスなら、磁場を発生させるといつもの半分しかエサを食べなくなった。

 抑制性ニューロンにスイッチを取り付けたマウスでは、その反対に普段の2倍も食べるようになった。

 外側視床下部は社交性にも関係する。そこで次の実験でその回路を磁場で刺激してみたところ、マウスは初対面の相手であっても、フレンドリーに振る舞うようになった。

 最後の実験では、「内側視床前野」という親の育児行動に関係する受容体がターゲットとなった。

 するとマインドコントロールされたメスは、子マウスの泣き声を聞くとそちらに近づき、長時間そのそばにいるようになった。

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ナノ磁気受容体を介して磁気的に刺激することで、動機や食欲を司る脳回路をコントロールする/Institute of Basic Science・人間の治療に役立つ可能性
 今回の研究では、磁場を発生させ磁気で操ることで、マウスの意欲(食欲)・社交性(仲間との交流)・感情(母性)を操ることに成功した。
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