掟破りの黒点から最強クラスの太陽フレアが発生、もうすぐ地球へ到達 (3/5ページ)
そして今回もこれが地球に向かって放たれたことが確認されている。
このCMEが地球に届くのは数日後のこと。NOAAのモデルでは8月18日、NASAのモデルでは8月17日と予測されている。
コロナ質量放出は、宇宙飛行士や飛行機パイロットの人体に与える影響も大きい。また、放出される強力な電磁波や高エネルギー粒子は、人工衛星や衛星利用測位システム(GPS)の異常、電流の乱れ、通信障害などを招く恐れがある。
相変わらず太陽は活発に活動しており、黒点数は現在の20 年ぶりの高水準を維持している。いくつも太陽フレアが発生しており、8月14日、アジアやインド洋地域では短波ラジオのブラックアウトが発生した
地球に届いた太陽フレアの放射線は、大気の上層を電離(イオン化)させ、短波ラジオ電波の進路の密度を高める。そのためにここを通過する電波が電子と衝突しやすくなり、信号が弱まったり、完全に吸収されたりするのだ。
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アジア、インド洋地域では短波ラジオのブラックアウトが発生した / Image credit: NOAA Space Weather Prediction Center・オーロラが観測できる地域が広がる可能性
そして、このときも壮麗なオーロラが地球のどこかに出現するかもしれない。
オーロラは、太陽フレアから放出されるCME(プラズマの塊)が地球の大気に含まれる酸素や窒素などと衝突し、発光することで出現する。プラズマが地磁気を大きく乱せば乱すほど、観測領域が拡大する。
ここ数日、太陽の活動は活発化しており、既にオーロラが多数発生しているが、それを一番良く見ることができるのは、国際宇宙ステーションにいる宇宙飛行士だろう。
NASAの宇宙飛行士、マシュー・ドミニク氏は、8月10日に壮大なオーロラの写真を何千枚も撮影し、短いタイムラプス動画にまとめXに投稿した。
それはとても美しいものだ。