夏は恋も激しく!「夏草」の成長の速さを恋心に例えた和歌がコチラ ー日本最古の和歌集『万葉集』より (2/2ページ)
現代語訳
「人の噂は夏の草のように繁くはびこっても、それでも私は彼女と手と手を取って寝られればそれで良い」
といったところ。噂だけがどんどんと広がり、現実と噂との差は大きく、有りもしない話が勝手に一人歩きしてしまっている様子が伝わるようですね。
恋心は刈り取っても生えてくる次にご紹介する歌は……
原文「このころの恋の繁けく夏草の刈り払へども生(お)ひしくごとし」
先ほどの歌よりわかりやすいかもしれませんが、「このころの恋の繁けく」は「このごろの恋心の激しさは」という意味です。
現代語訳「このごろの私の恋心は激しく、まるで夏草のように、どれだけ刈っても、生えてくるようなものなのです」
といったところ。
みなさんもご経験があると思いますが、夏の草はとにかく伸びるのが早いですよね。知らないうちにどんどん繁ってしまうなんてことも。そんな生命力あふれる夏草と、恋心の激しさが重なって見えるような歌です。
いかがでしたか?この記事が、みなさんが少しでも日本文化や歴史の面白さに興味を持つきっかけになれば嬉しいです。
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