戦国時代の合戦、実は「呪術合戦」だった!呪術師としてのルーツを持つ「軍師」の歴史を紹介 (2/3ページ)
合戦のスケジュールを決める
武将にとって、出陣の日と合戦の日をいつにするかはとても大切なことでした。というのは、当時は十死日や絶命日などの悪日の考え方があったからです。
しかも、それらは暦などに書き込まれているわけではなく、総大将である武将の生まれ年や干支などによって変わる性格のものでした。
これを戦国武将本人が頭の中に入れておいて吉日か否かを判断するのは難しく、必然的に天文や暦法に通じた軍師が必要となります。
出陣の際、いつ合戦を始めるか、どの方角から攻めるのかを占うのが軍師の仕事でした。軍師が神前でくじを引いて攻撃方法を決めることもありました。
また、予定した日に出陣できない場合は、軍師が調伏の矢(魔除けの矢)を射込んで、形の上で出陣したというケースもあります。
軍配タイプから参謀タイプへこのように、歴史上早い段階で出現した軍師は、占いや加持祈祷を行う呪術者としての性格を持つ軍配型のスタイルが特徴的でした。
やがて、これが戦略・戦術面で戦国大名をアシストする参謀型も交じるようになり、さまざまなタイプの軍師が登場していったのです。