「お月見」の団子にススキの意味は知ってる?月を眺めるだけじゃない平安貴族に見習う月見スタイル (2/2ページ)

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・嵯峨天皇は龍頭鷁首(げきす)舟などを浮かべて貴族たちと月を愛でました。
・後陽成天皇は、なんとナスに開けた穴から月を見たというエピソードが、『御湯殿上日記』の「名月の祝」に記されています。
・紫式部の書いた平安時代の物語『源氏物語』にも「月の宴(えん)」が描かれています。

ちなみに中秋の名月が雲に隠れて見えなければ「無月(むげつ)」、雨が降ってしまったら「雨月(うげつ)」、前日は「待宵(まつよい)」、後日は「十六夜(いざよい)」と呼びました。目に見えずとも、そこにあるはずの月を愛でる風情がいいですね。

月見団子にススキの意味は知ってる?

いつしか月を愛でる風習は、実りの秋ということで収穫祭と結びつき、庶民は十五夜を鑑賞し、お供えものをして感謝や祈りを捧げるようになりました。

十五夜はサトイモの収穫祭の時期に重なるので、江戸時代の庶民は芋煮を食べて夜遊びしたといいます。なので「芋名月」と呼ぶ地域も残っているとかいないとか。

さて、月見といえば月見団子にススキがすっかり定着していますが、それぞれの意味は知っていますか?

月見団子は月と同じ丸い団子をお供えして食べることで、健康と幸せを願うためのもの。十五夜では、一寸五分の団子を15個供えます。

ススキは、月の神様の「依り代」と考えられ、本来は稲穂を供えるのが筋のようですが、十五夜が刈り取り前にあたるのでススキが代用されるのが定着したとのこと。また、ススキは魔除けになるとされ、軒先に吊るす風習も。門松やしめ縄に似ていますね。

最近は暑くて、すっかり秋ということを忘れてしまいますが、大切にしていきたい風習ですね。

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