江戸出版界の風雲児!2025年NHK大河ドラマ『べらぼう』の主人公・蔦屋重三郎は流行の仕掛人だった! (2/3ページ)

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そんな「お堅い」内容の出版物を扱う書物問屋は書物屋とも呼ばれましたが、その代表格といえば須原屋茂兵衛でしょう。須原屋は当時のロングセラーだった大名や旗本の名鑑である武鑑をほぼ独占していました。

ところが、江戸が百万都市となった江戸中期に入ると、需要の拡大が追い風となって江戸の出版業は急成長を遂げます。そしてついには、上方での出版点数を凌駕するまでになりました。

この急成長を牽引したのは草双紙(絵入りの娯楽読み物)、浄瑠璃本、絵本、あるいは浮世絵など一枚刷りの出版物の増加ですが、これらは江戸生まれの出版物、つまり地物という意味で「地本」と呼ばれるようになります。

浮世絵で有名な葛飾北斎の石像

そんな地本を取り扱った問屋は地本間屋(地本屋)と呼ばれ、書物問屋と同じく版元としての顔も持っていました。

書物問屋と比べると大衆的な出版物を扱う地本問屋で代表的なものとしては、鶴屋喜右衛門が挙げられます。元を正せば京都の鶴屋の出店である書物問屋でしたが、後に独立して江戸有数の地本問屋としての顔も持つようになりました。

幕府による統制

出版物の増加を受けて、幕府は社会に及ぼす影響力に懸念を示すようになります。そして統制をはかりますが、画期となったのは大岡忠相が町奉行を勤めた享保の改革の時代です。

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