2024年8月スマートフォングローバル市場における実売販売量を発表〜XiaomiがAppleを抜き世界第2位に〜 (2/4ページ)
同社は前年比で大きく成長し、ほぼ毎月のように前年同月比成長を記録しています。
Xiaomiの事業戦略に関して、カウンターポイント社リサーチディレクターTarun Pathak氏は次の通りコメントしています。
「Xiaomiは、商品ポートフォリオをスリム化する戦略を今年は採っている。従来のように、価格帯それぞれに複数の機種を出すのではなく、各価格帯で、強い商品一機種に絞って投入するようになった。加えて、セールスマーケティング重視を復活させるとともに、新市場への展開と既存市場での整理統合も進めている。もともとエントリーモデルから中位価格帯が強かったが、それを維持しながら、折りたたみ型スマートフォンのultraシリーズで高価格帯機種セグメントへの足掛かりも作った。」
Xiaomiが事業を展開する主な市場ではここ数四半期に渡って経済が回復基調で、そのことが低価格帯での需要回復に大きく効いています。Xiaomiは、その低価格帯である200米ドル未満の価格帯で特に強く、価格競争力のある5G機種であるRedmi 13とNote 13シリーズにより、強みである200米ドル未満の価格帯での強みがさらに強化されました。Redmiシリーズは極めて人気が高く、インド、中南米、東南アジア、中東・アフリカといった同社の主要市場でのシェア獲得の原動力となっています。
Xiaomiが2024年8月スマートフォングローバル市場において第2位を獲得したのはこの急成長に負うところが大きいこともありますが、Appleが季節要因で低迷していたことも一因としてあります。新型iPhoneは通常9月に発売されるため、8月はAppleにとって一年の中でもっとも低調な一か月になりがちです。iPhone 16シリーズが発売されればAppleが再び第2位に返り咲くと考えられますし、販売が今後立ち上がってくれば第1位さえも視野に入ると考えられます。
Xiaomiが第2位を獲得したことは、スマートフォングローバル市場のトレンドを象徴していると言えます。技術や価格の面での各社の端末の差が縮まり、主要メーカー間の競争はこれまでになく激しくなっています。