日本史上最強の世捨て人!西行法師、吉田兼好…実はまったく「世を捨てて」いなかった! (2/3ページ)
どうやって生計を立てていた?
この二人はともに日本文学史上に残る人物ですが、共通点はそれだけではありません。
先述の通り、西行は鳥羽上皇に仕える北面の武士でしたが23歳にして出家しています。実は一方の兼好も一度は後二条天皇に仕えていますが、30歳でやはり出家。どちらも同じような経歴を経て、世俗を捨てた隠者になった人なのです。
ところで、世捨て人とか隠者などと言われると、どのような人物像が浮かぶでしょうか。多くの人は山奥にこもって晴耕雨読、誰とも関わりを持たずに生きているようなイメージが浮かぶことでしょう。
しかし、世を捨てたといっても、人は生きている以上、食べていかなければなりません。一体、この二人はどうやって生計を立てていたのでしょうか。
二人とも優れた文筆家なので、現代なら原稿料や印税で食べていくこともできたかも知れません。しかし当時はもちろん出版社などない時代です。