太古のアクセサリーは男が付けるもの!?縄文~弥生時代の装身具の内容とその役割の変遷 (2/3ページ)
一方、女性たちは、夫や父の無事を祈って、そうした装身具を作っていたのではないでしょうか。
また、宝石や青銅、ガラス製の装身具は魔除けとして大きな効能があるとされ、おもに支配者層が用いたようです。
なかでも、とくに価値があるとされていたのは多くの素材を必要とし、作るのに手間暇がかかる首飾りでした。ヒモを通してガラス玉を連ねた全長1.4メートルの首飾りも発掘されています。
当時の人はそれを三重巻きにして首に巻いていたと思われ、これほど大規模な装身具は、身に付けているだけでも大変な重さだったのではないかと思われます。
今でもジュエリー類は、魔除けあるいは幸運を呼び込むものとされていますね。おそらくこうした昔の感覚の名残なのでしょう。
装身具の役割の変化また、当時の遺跡からは南海の大きな貝を輪切りにして作った腕輪も見つかっています。
福岡県飯塚市にある立岩遺跡の堀田甕棺遺跡に葬られていた人物は、右腕に17個、左腕に10個もの貝を連ねた腕輪がはめられていました。