【光る君へ】藤原実資の従者を罵辱!道長の庶子・藤原頼宗が抱える鬱屈した思い… (2/3ページ)

Japaaan

しかし実資はこれに気を許さず「その必要はありません」と重ねて回答しました。

それと同時に、実資は道長に対して真相を伝えます。

実資は頼宗を警戒しており、道長に対して自分を讒訴することを想定。先回りしておいたのでした。

実資の先手が功を奏したのか、道長も頼宗も特に何か言ってくることもなく、事件は有耶無耶になったようです。

みな目くばせするばかり?

藤原実資。菊池容斎『前賢故実』より

しかし頼宗の従者は収まりませんでした。

翌日には内大臣である藤原公季の従者を凌轢。何がそれほど気に食わないのでしょうか。

この話を聞いた実資は、大いに嘆息したそうです。

「あの従者は狂乱しており、道長の権勢に忖度して何も言えず、互いに目くばせしあうばかりである(意訳)」

従者の不始末は主人の不始末……あまりの乱行を見かねた道長は5月22日に頼宗を呼び出しました。

その内容は知らされていないものの、さぞかし油を搾られたのではないでしょうか。

道長は実資らに対して、頼宗の不行跡を詫びたそうです。

「此度は愚息が大変迷惑をおかけして、申し訳ない」

実資とすれば、罵辱を受けた部下の手前、大いに責めてやりたかったことでしょう。

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