【12月23日新刊】バブル崩壊&就職氷河期を経てAI時代へ―父から娘へ贈る就職ガイドライン (2/4ページ)
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著者が大学時代に目撃したのは、メディアが若者たちを煽るように伝える「輝く未来像」と、それを信じて疑わない同世代。安定就職、終身雇用、高級車、海外旅行──それらは努力すれば自動的に手に入ると信じられていました。
■就職氷河期:希望なき時代
しかし1990年代初頭、バブルは音を立てて崩壊します。山一證券倒産など象徴的な出来事を経て、企業は採用枠を大幅縮小。新卒者向け求人は激減し、かつての「売り手市場」は一転、「就職氷河期」へ。非正規雇用が増え、人生設計が狂わされた若者が続出しました。高学歴であっても正社員採用が見つからず、アルバイトや派遣で食いつなぐケースが急増。「内定ゼロ」は当たり前、立派な成績表や資格があっても、就職先には届かない厳しい現実が目の前にありました。
著者はこの氷河期に差しかかる中、コンサルティング業界への道を模索します。なぜコンサルか?それは、国や企業が変化を迫られる混乱期にも、問題解決力と戦略思考が求められる業界だからです。しかし当時、コンサルタントはあまり一般的なキャリアとは認知されず、情報不足や面接対策の難しさがありました。それでも著者は粘り強くチャンスを模索し、最終的にコンサル会社でキャリアをスタートします。
■家族と地域コミュニティが支える
本書では、就職氷河期の厳しさを単に嘆くのではなく、それを乗り越えるために得られた学びにも光を当てます。著者は後に父親となり、地域の子供イベントやPTA活動に関わる中で、社会や家族とのつながりが、いかに個人の精神的安定と視野拡大を助けたかを振り返ります。厳しい時代、個人の努力だけではどうにもならない現実を前に、人と人との助け合いが新たな価値を生み出す経験を得ました。
■AI時代への接続
そして現代、雇用環境は再び大きな転換期を迎えています。AIやロボット、デジタル技術の進展で、求められるスキルや働き方が大きく変わりつつあります。「AI時代」と呼ばれるこの新局面では、ルーティン業務が自動化され、過去に安定と思われていた職種が姿を消す可能性すらあると指摘されています。
本書は、過去のバブル期・氷河期の経験を参照しながら、AI時代にも通用する変化対応力、情報分析力、多様な働き方の受容性を強調します。