事件や天変地異、妖怪ネタまで…江戸の庶民に親しまれた「読売」とは?その歴史をたどる【大河べらぼう】 (2/3ページ)

Japaaan

ただし必ずしもリアルタイムで発行されたことを裏づける記録はありません。

その後、読売は天変地異や各種事件(仇討ちや心中、火災など)と言った庶民の関心事を中心に取り上げ、庶民の情報ソースとして重宝されました。

他にも妖怪の出没情報や神仏のお告げなど、眉唾ネタも庶民の娯楽として楽しまれたようです。

しかしこうした動きは政治当局にとって望ましいものではなく、しばしば規制の対象とされました。

例えば延宝元年(1673年)の出版規制令では噂話や物事の善悪を談じる内容が規制されます。

これは根も葉もない噂が御政道批判の端緒となったり、為政者に対する悪印象が形成されたりすることを懸念したのでしょう。

また貞享元年(1684年)には町触が出され、御政道に関する言及が規制の対象とされました。また辻や橋のたもとなど路頭での販売行為も規制されます。

さらに第8代将軍・徳川吉宗が推し進めた享保の改革では、特に恋愛ネタが厳しくされました。

享保7年(1722年):噂話や心中ネタの出版禁止 享保9年(1724年):江戸城内(御曲輪内)での販売禁止

享保の改革によって読売業界は危機的な状況に陥ります。やっぱりいつの時代も、ゴシップは人気みたいですね。

何とか活路を求めた読売業界では、当局が奨励する忠義や孝行、慈善といった内容のテーマを多く取り扱うようになりました。

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