ついに一般公開!美しい日本庭園と名建築からなる重要文化財「對龍山荘(たいりゅうさんそう)」の魅力 (2/3ページ)
美しい日本庭園の秘密
市田氏が譲り受けたあと、大幅な改修が行われました。庭の改修を引き受けたのが、「近代日本庭園の先駆者」と称された七代目小川治兵衛(じへえ)でした。山県有朋は、彼にインスピレーションを与えるスポンサーだったと言われています。
庭は、池、流れ、露地、借景といった日本庭園のエッセンスが組み合わされています。たとえば、東山の山並みを借景として取り入れています。
また、「滝」にもしかけがあります。滝はまわりの雑音などを消すためという目的もあるようですが、耳を澄ますと、実は滝そのもの以外の場所からも滝の音が聞こえてくる仕組みになっています。これは、「對龍台」と名付けられた書院の下層部に小さな滝のような流れがあります。これで、対面に位置する実際の滝の音を補っているのです。