いすゞ自動車工場でも263人発症 『ノロウイルス集団食中毒』 「ノロウイルス感染者」が調理し感染拡大…
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神奈川・藤沢市は19日、いすゞ自動車(藤沢工場)の従業員263人が、食中毒症状を訴えたと発表。
社員食堂の利用者市の生活衛生課によると、今月11日の昼、社員食堂を利用した従業員の男女263人が、おう吐、下痢、発熱、腹痛などを発症した。

保健所が検査した結果、調理従事者と発症者の便からノロウイルスを検出。
ノロウイルスによる集団食中毒と断定した。
なお、同じ日の昼、計2,369人の従業員が食堂を利用しており、今後も感染者が増える可能性がある。
感染したまま調理また、社員食堂を運営する「エムサービス」(東京都)の従業員が、ノロウイルスに感染したまま調理。

そのため、感染が広がったと保健所はみている。
保健所は、社員食堂を無期限の営業禁止処分とした。
1,422人集団感染の事例も…過去にも、同様の事案が発生している。
2012年12月、仕出屋の従業員22人がノロウイルスに感染したまま、仕出し弁当を製造。

弁当を食べた1,422人が、ノロウイルス食中毒を発症した。
保健所の検査で、調理器具やトイレの洗浄が適切に行われていなかったことが判明。
調理従事者が次々に感染し、弁当の汚染につながった。
今年の寒暖差が影響!?例年1月第3週にピークを迎え、その後、感染者数が減少傾向を示す「ノロウイルス食中毒」。
しかし、今年は違う。
愛媛県などでは、2月下旬から3月初旬にかけて、過去10年で最大の感染者数を記録。

今年の寒暖差が、抵抗力を弱らせていると指摘する専門家も。
引き続き保健所は、調理従事者の体調管理の徹底、丁寧な手洗い、調理器具の洗浄・消毒を呼びかけている。