ゴスペラーズ、Penthouse、グソクムズが一堂に「65th TOKAI RADIO ONE ARTIST Special Live」 ライブレポート

TOKAI RADIO(FM92.9MHz/AM1332kHz)が開局65周年を記念し、2025年3月16日(日)にZepp Nagoyaで開催した「65th TOKAI RADIO ONE ARTIST Special Live」のライブレポートを公開した。TOKAI RADIOが1組のアーティストと楽曲を1年にわたり様々な形でプッシュしていくプロジェクト「TOKAI RADIO ONE ARTIST」に起用したアーティストの中から、ゴスペラーズ、Penthouse、グソクムズの3組がZeppに登場。集まったリスナー・ファンの前で素晴らしいパフォーマンスを披露し、この企画ならではのステージとなった。
TOKAI RADIOの推しアーティストが一堂に
スペシャルなライブは観客1人1人の伝説に
親子二代で駆けつけたファンも多数
TOKAI RADIO開局65周年を記念してのライブイベント「65th TOKAI RADIO ONE ARTIST Special Live」が、去る2025年3月16日、Zepp NAGOYAにて開催された。出演はグソクムズ、Penthouse、ゴスペラーズ。TOKAI RADIOでは2020年から1年を通して1組のアーティストをレコメンドする「ONE ARTIST」を実施していて、3組はいずれもここでラインナップされてきたグループ。つまりTOKAI RADIOの推しアーティストを集めた企画というわけだ。
TOKAI RADIOは伝統的に音楽を積極的にプッシュしてきたラジオ局だ。70年代に既にヘビーローテーションの走りといえる“推し活”を実践。ナゴヤ球場、名古屋城、バンテリンドームナゴヤなどでも各施設初となるコンサートを開催し、伝説的な深夜番組「SF Rock Station」(1986~93年)」では錚々たるアーティストがDJを務めた。2022年秋には新コンセプト「オトナのミュージックステーション」を掲げて音楽中心の大幅な番組改編を敢行。その狙いを報道制作局・徳丸敦也はこう語る。「昔のフォークやヒット曲を流して懐かしんでもらうわけではなく、音楽好きのミドル~シニア世代にも“今”を感じられる楽曲を紹介したい。車の中で親子で聴ける、そんな番組をつくっていきたい」
まさにそんな思いが届いていたのか、会場では二世代ファンの姿も数多く見られた。「ラジオは普段からよく聴いていてライブも行っています。今日はお父さんを誘って来ました」(名古屋市内の20代・60代の父子)、「ゴスペラーズのライブはいつも娘と一緒に。TOKAI RADIOは蟹江(篤子)さんの時代から聴いていて、ハガキを送ってプレゼントもよくもらいました(笑)」(名古屋市内の40代・70代の母娘)、「ラジオがきっかけでPenthouseのファンに。日曜日だから娘と一緒に観られる!と思って名古屋まで来ました」(東京の小4・40代の母娘)
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カラーの異なる3組が個性を発揮
MCを務めたのはイレーネ、川村茉由、川本えこ。TOKAI RADIOでDJを務める3人が観客とコミュニケーションを取りながら進行するラジオの公開放送のようなスタイルで、アットホームなムードと期待感を高めていく。
トップバッターはグソクムズ。フォーキーなイメージもあるが、ライブでの演奏は力強いロックサウンド。ここに爽やかで時に甘酸っぱいボーカルとメロディーが乗り、春のそよ風や夏の潮風など、ステージから様々な風が吹いてくるかのよう。観客もその風に揺られて体が自然と動き、手拍子はどんどん大きく。ラストの「夢に飛びのって」では、軽快なソフトロックナンバーに乗って会場の空気も上昇機運に。
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続くPenthouseは人気急上昇中のシティソウルバンド。男女ツインボーカルのキュートかつパワフルな歌声をジャズ、ポップ、ロックなどがクロスオーバーしたサウンドで盛り立てる。さらに観客も「ラララ・・・♪」とコーラス参加しノリノリに。ラストの最新曲「我愛你」(ウォーアイニー)はとびきりポップなダンスチューン。ここでも観客が「ナナナ・・・♪」とコーラスでバンドと一体になり、盛り上がりは最高潮に達した。
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トリはもちろんゴスペラーズ。オリジナル曲はもちろん、Jポップの名曲、米米CLUBの「浪漫飛行」や荒井由実の「やさしさに包まれたら」もアカペラでカバーし、美しいハーモニーで観客をゴスペラーズの世界へと引き込む。途中、Penthouseも加わり、7人ボーカル+バンドという豪華&レアなコラボも披露。最後は永遠の名曲「ひとり」。ドラマチックなコーラスアンサンブルで、会場は特別な一夜にふさわしい満ち足りた空気に包まれた。
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初見のバンドに特別なコラボ。イベントならではの醍醐味を楽しむ
観客が全グループにもれなく温かい視線を送っていたのも印象的だった。愛知・三重の女性4人組はゴスペラーズファン歴30年(つまりデビュー時から!)という筋金入りながら「Penthouseは期待以上! グソクムズは初めてだったけどボーカルの声が大好き!バンドスタイルの演奏もよかった!!」と絶賛。未体験の音楽と出会えるラジオやイベントならではの醍醐味をまさしく体感してくれていた。
終演後のアーティストの表情も充実感に満ちていた。「こんな大きな会場で演るのは初めてだったので緊張しましたけど、皆さん温かく見守ってくれて楽しいライブができました。学ぶことも多く、モチベーションが上がる機会になりました」(グソクムズ・たなかえいぞを)。「お客さんも一緒に歌ってくれてワンマンとは違った盛り上がりや一体感がありましたね」(Penthouse・浪岡真太郎)。「僕らミュージシャンは音だけで人の心をつかみたいと思っていて、ラジオやライブはそれを試される場。今日は若いバンドともまだまだ積極的にやりたいと思えたし、ファンの人もそんな僕らの思いを感じてくれる人が集まってくれて、とてもいい空気感でできました」(ゴスペラーズ・村上てつや)
グループの組み合わせもパフォーマンスも一夜限りのスペシャルなもの。数多の伝説的な音楽イベントを主催してきたTOKAI RADIOだが、この夜も観客1人1人にとって忘れられない伝説になったに違いない。
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writing by Toshiyuki Otake
photographs by 雷
Webサイト:https://www.tokairadio.jp/65thTOKAIRADIOONEARTISTSpecialLive
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