魔除け、病気平癒……陰陽師・安倍晴明に守られる3つの京都パワースポットを紹介

2024年の大河ドラマ『光る君へ』は、平安時代というドラマ化が難しい時代設定ではあるものの、多くの視聴者から支持を集めました。
そんな『光る君へ』には、さまざまな登場人物がいましたが、特に印象的だった人物が、安倍晴明(あべのせいめい・はるあきら)ではないでしょうか。
そこで今回の記事では、安倍晴明や陰陽師に注目が集まった今、改めて安倍晴明ゆかりの地をいくつかご紹介していきたいと思います。
安倍晴明といったらここ!晴明神社晴明神社(せいめいじんじゃ)は、安倍晴明のゆかりの地の代表格ともいえる場所で、安倍晴明を語る上でも欠かせない場所です。晴明神社は、京都府京都市上京区晴明町にあり、安倍晴明を祀っている神社です。
1007年(寛弘4年)、一条天皇が安倍晴明の功績をたたえ、晴明がかつて住んでいた邸宅跡に創建しました。魔よけ、厄除けの神社としても知られています。
境内にはさまざまなものがあり、たとえば、「晴明井」は晴明公が念力により湧出させた井戸のことです。病気平癒のご利益があるとされ、湧き出す水は飲むことができます。
北極星のオブジェが目印!大将軍八神社晴明神社と比べるとやや知名度が低いかもしれませんが、京都に行ったらぜひ訪れてほしいのが大将軍八神社(だいしょうぐんはちじんじゃ)です。京都市上京区にあり、創建は794年(延暦13年)と言われています。
当時、悪霊は北西からくると考えられていたことから、平安建都の際に、都を守るために皇居の北西隅に建設されました。本殿の前には、八掛の羅針盤の上に北極星が掲げられた大きなオブジェがあります。
境内にある「方徳殿(ほうとくでん)」には、晴明の子孫である土御門(つちみかど)家の文書などを含む、日本の天文暦道の歴史を伝えるさまざまな資料が多くあります。
「大将軍」とは、陰陽道における星神天大将軍で方位をつかさどる神です。そのため、建築・移動・旅行などの方除け、厄除けの神として知られています。
晴明嵯峨墓所晴明嵯峨墓所は、安倍晴明のお墓と言われる場所は全国にいくつもあるのですが、そのうちのひとつが晴明嵯峨墓所です。
お墓がいくつもあるのは、安倍晴明の力を利用されるのを恐れ、本当の場所がどこにあるのか人々にわからないようにしたため、という説があります。
嵯峨東陵の南に隣接しており、五芒星が刻まれた石に囲まれた墓標が特徴的です。
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