実は「おてんば」と「やんちゃ」は外来語だった!?由来となった言葉はどこの国から?

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実は「おてんば」と「やんちゃ」は外来語だった!?由来となった言葉はどこの国から?

日本語だと思っていたけれど、実は外来語由来!?という言葉は日常に潜んでいます。

そのなかに「やんちゃ」「おてんば」があります。

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最近では徳川慶喜の孫娘を描いた作品に「おてんば」と使われており、今では死語のような扱いの言葉も息を吹き返した感があります。

「おてんば娘」「やんちゃ坊主」など、どちらも小学生から10代前半の比較的若い世代に向けて、元気ではつらつした様を形容する言葉ですね。ただそれだけではなく、トム・ソーヤーや赤毛のアンなど、多少の冒険を厭わないこどもの様子も想像するのではないでしょうか。

さてこの「おてんば」と「やんちゃ」。「おてんば」は、もっぱら女の子に使われるのに対し、「やんちゃ」は男女ともに使われます。

なぜなのでしょう? それは由来がオランダ語だから、という説があります。

「おてんば」の元となった言葉はontembaar(オンテンバール)という説があります。
オランダ語では、手に負えない、勝ち気な女の子という意味。お転婆になったのはただの当て字ではということです。

「やんちゃ」の元となった言葉はJantje(ヤンチェ)
Jantje(ヤンチェ)は オランダで一般的な男の子の名前である「Jan(ヤン)」の愛称。
「-tje(チェ)」は愛称の意味なので、日本語で言うと「~ちゃん」のような用途というところでしょうか。

また、オランダ語由来で日本でそのまま使われている言葉は、数えるほどあり、 ガラス、アジア、スコップ、ゴム、オルゴール、コック、ビール、コーヒー、ポン酢、メスなどがあります。

大河ドラマ「べらぼう」で不遇の人生を終えた平賀源内の「エレキテル」もオランダ語ですね。

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エレキテルは医療などで使われる静電気の発生装置で、1751年頃にオランダ人が幕府に献上した文献が残っています。

ここまで、オランダ語がそのまま日本でも通じる言葉が多いのは、長い間つきあいがあった証拠ですね。

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