日本銀行の建物が「円」の形なのは意図的…ではなかった!建築家・辰野金吾の設計思想が生んだ偶然の産物 (2/3ページ)
「円」の形状が日本銀行の役割である通貨管理を象徴しているように見えることから、設計当時にこの形状が意図的に選ばれたのではないかという噂が囁かれるようになったのです。
通貨「円」は、1871年(明治4年)の新貨条例で日本の公式通貨単位として定められ、国民に広く浸透していました。
そのため、「円」を象徴する形状が意識されたとする見方は、建築や金融に興味を持つ人々の間で話題となりました。
特に、航空写真や上空からの視点が一般的になった近代以降、この形状の特異性がより注目されるようになり、噂が広まったと考えられます。
面白い説ではありますが、しかしこの説は現在は否定されています。
おそらく偶然まず、1891年当時、日本で使用されていた通貨単位の表記は「円」ではなく、旧字体の「圓」でした。
