無人駅が醸造所!?夏こそ味わう島根のクラフトビール旅 (2/3ページ)

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益田市の「高津川リバービア」は、”日本一の清流”と称される高津川のすぐそばという恵まれた立地を活かした醸造所である。清らかな水質は日本でも屈指のレベルで、この天然の恵みがビールの味わいに深みを与えている。シャインマスカットやゆず、いちごなど高津川流域ならではの厳選された素材を生かしたクラフトビールは、やさしく穏やかな飲み心地が多くの愛好家から支持されている。中でも、益田市匹見町の山で採れる希少な香木クロモジを使った商品は「インターナショナルビアカップ2021」で銀賞を受賞した実力派として国際的にも評価されており、海外からの問い合わせも増加している。地域の自然環境を最大限に活用した醸造哲学が、品質の高さに直結している例といえる。

浜田市の「FARMER’S BREWERY 穂波」は、クラフトビール界隈でも極めて珍しい農家が直接運営するブルワリーとして注目を集めている。オーガニック野菜を栽培する「三島ファーム」が母体となって運営しており、農場から醸造所まで一貫した品質管理を実現している。現在8種類あるビールのうち6種類に自社で育てた農作物を贅沢に使用しており、いちごや黒豆、八朔、有機安納芋など、季節ごとに変わる素材の個性を生かしたビールはどれも風味豊かである。農家ならではの土づくりから始まる丁寧な栽培手法が、他では味わえない独特の風味を生み出している。同社の取り組みは、農業とクラフトビール産業の新たな融合モデルとして全国から視察が相次いでいる。

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