さかさま不動産で37軒目の成約~自治体連携から成果:高校生起業から2年越しのサードプレイス駄菓子屋開業へ~ (5/6ページ)

バリュープレス

地域へのスムーズな定着に一役買う関係性

 澁谷さんと澤田さんは、単に「大家と借主」という立場を超えて、澤田さんの活動を応援し、様々な形で支える関係性が生まれています。澁谷さんが物件への送迎や手が足りない時のサポートを買って出ることも。また、近隣のご挨拶にも澁谷さんが同行し、地域の方を澤田さんにつなぐ役目を担ってくれました。
 澤田さんにとっては、物件以上に強力で安心できるサポーターを得たことが励みとなり、地域へのスムーズな定着の足掛かりを一緒に作ってもらったことになります。一方、澁谷さんにとっても、思い入れのある祖母宅での福祉活動に対し、関わりしろが持てる機会となっています。

自治体のバックアップ:空き家率の高い高知で県全体のプロジェクトと連携

 高知県では、2022年度から空き家対策チーム(高知県土木部住宅課内)が、空き家対策の一環として「さかさま不動産」を活用。連携事業として、2024年度に土佐市や香美市でさかさま不動産の説明会を実施するなどして、地域での認知・活用促進に取り組んできました。
 各地の自治体窓口でも、空き家活用や移住希望者への一つの選択肢としてさかさま不動産を提案するなど、地道な活動から今回のマッチングにつながったといえます。

今後の展開

 さかさま不動産は、挑戦者の想いに共感した地域側が借り手を選ぶ構造により、移住や創業を伴う関係人口の創出に加え、地域にあたたかな関係性と文化が育まれる土壌をつくってきました。能動的な人材をまちに呼び込み、地域の担い手として活躍する循環が各地で生まれています。
 現在は、自治体の人手不足・ノウハウ不足に対応する「さかさまAI」の実証も進行中。2025年10月の正式実装を目指し、導入を検討する自治体向けに毎月説明会を実施しています。
 今後も支局や自治体との連携を強化し、持続可能な地域づくりを推進してまいります。

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