ヨルダンパビリオンの赤い砂を入手可能!? 〝万博継続〟宣言した鳥取の「万博ロス」対策がスゴすぎる
「もっと楽しみたかった」「終わってしまって寂しい」――2025年10月13日に大阪・関西万博が閉幕したことで、〝万博ロス〟を感じている人も少なくなさそうだ。
そんな皆さんにいい知らせ。鳥取県の平井知事がこう宣言した。
「鳥取県は大阪・関西万博を続けることとしました」

万博では関西パビリオンに出展していた鳥取県。「ゲゲゲの鬼太郎」や「名探偵コナン」といった名作漫画の作者を輩出した「まんが王国」としての取り組みを紹介したり、鳥取砂丘の砂を敷き詰めた「鳥取無限砂丘」を展示したりして、その魅力を発信していた。
そんな鳥取は、万博終幕翌日の10月14日にリーベルホテル大阪1階に「まんが王国とっとり ええもん売ってマンガな」を開設。梨・柿などの県産品や万博会場でも人気のあったまんが関連グッズなどを販売するアンテナショップ、鳥取県ゾーンのキャラクターと一緒に記念撮影できる展示、鳥取・ヨルダンの砂の展示などをスタートさせた。
そのオープニングセレモニーで出たのが、平井知事の「万博続ける」宣言。リーベルホテル大阪だけでなく、鳥取県内でも「万博」が続くという。
ヨルダンの「赤い砂」をもう一度!「鳥取砂丘ビジターセンターで万博公式スタンプを押すことができますし、11月からはヨルダンの赤い砂を鳥取で展示します。ぜひ『売ってマンガな』で買っていただいたあとは、鳥取県に鬼太郎(来たろう)、鳥取県にコナンかい(来ないかい)」(平井知事)
「まんが王国とっとり ええもん売ってマンガな」のオープニングセレモニーで平井知事がそう述べた通り、鳥取県では「万博ロスは鳥取で」をテーマに様々なイベントを開催する。
まず10月18日から、鳥取砂丘ビジターセンターではヨルダン館の人気展示だった「赤い砂」を活用した砂絵ポストカード体験を実施。
なんと、スターウォーズのロケ地として有名なワディ・ラム砂漠の砂と鳥取砂丘の砂を使って、とっとりふるさと大使のポケモンであるサンド&アローラサンドを描けるのだ。鳥取県(大阪・関西万博課)のXアカウントは15日、こう呟いている。
「ちょっと見方を変えるとヨルダンの砂の配布ですね...」

また、11月には鳥取市の「アイエム電子鳥取砂丘こどもの国」で、ヨルダンや鳥取の砂を使ったオブジェ、砂比べコーナーの設置や、ヨルダンの砂を活用したワークショップの開催を予定しているという。
さらに、11月1日~26年3月31日の期間には、万博会場のスタンプラリーを鳥取県内の各地に移した「アフター万博砂ンプラリー」もスタート。
倉吉市の「倉吉・白壁土蔵群観光案内所」で鳥取県ゾーンのスタンプ、境港市の「夢みなとタワー」でヨルダン館のスタンプを押せるようになる。
夢みなとタワーでは1月ごろから万博で人気だった鳥取ゾーンのプロジェクションマッピングとヨルダンの砂のコラボなども行う予定。
大人気だったヨルダン館と鳥取ゾーンの魅力が合わさるなんて、楽しみすぎるかも......!?
鳥取県は10月14日~26年3月19日の期間、蟹取県として「アフター万博ウェルカニキャンペーン」を実施。鳥取に宿泊することで旬のカニが当たるチャンスなんかも用意されている。

〝万博ロス〟を癒しに鳥取へ行き、満たされる......。そんな旅行を計画するのも、楽しそうだ。