流行らない「流行語」? 流行語に映る社会の分断 応用社会心理学研究所が行った<新語・流行語大賞>に関する調査結果公開 (2/3ページ)
このことから、「知っているけど流行っていない」という流行語(たとえば薬膳:ギャップ52%ポイントなど)があり、必ずしも認知されているかどうかと流行った感は結びついていないこと、「流行っていても自分は使っていない」という流行語(たとえばエッホエッホ:ギャップ40%ポイント)があることから、流行った感じがあっても実際に使う人はごく一部であったりすること、という現象が浮き彫りになりました。
さらに、性別(男性・女性)、世代(平成世代・昭和世代)、利用メディア(オールドメディア・SNS)の点から見ると、「流行った」と感じている流行語には違いがあることが見つかりました(「ラブブ」、「チョコミントよりもあ・な・た」、など)。流行語といっても誰にでも流行しているわけではなく、特定の属性や立場によって顕著にヒットしている「界隈的流行語」が多く存在することがわかります。
人々の所属するコミュニティや接する情報が多様になり、各コミュニティ内だけで固有の考え方が共有されて、「ヒット商品が生まれにくい」「政治的思想の違いによって対話が困難になる」といった社会的課題が生まれていく。流行語にも、このような現代社会の状況が反映されているようです。
【調査概要】
・調査機関: 株式会社応用社会心理学研究所
・調査対象: クラウドワークスに登録されている日本在住・日本語話者の方
・回答者数: 1000人(有効回答987人)
・調査期間: 2025/11/21~2025/11/25
・調査方法: インターネット調査
調査内容に関する詳細な内容については以下のページをご覧ください。