2025年第3四半期コネクテッドカーグローバル市場における中国市場シェアを発表 (2/4ページ)
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背景には、中国系メーカーがコネクティビティを重要な中核技術として位置付け、世界最大の自動車市場で競争力を高めると同時に、グローバル市場でのシェア拡大を狙っていることがあります。特に、非中国系メーカーと比較して、コネクテッド機能の搭載率が高いことが成長を後押ししています。カウンターポイントリサーチ社のデータによると、中国市場における非中国系メーカーのコネクテッドカー販売シェアは、2022年第3四半期の52%から2025年第3四半期には32%へと大きく縮小しました。
2025年第3四半期における中国系プレイヤーのコネクテッドカー販売は前年比17%増となりました。これは緩やかなシェア移動ではなく、構造的な再編であり、中国メーカーは、エントリーモデルやミドルレンジを含む全ラインアップでコネクティビティを標準装備化しています。一方、非中国系グループはプレミアムセグメントでのコネクテッド機能提供に注力し、量販車では差別化が限定的な状態が続いています。
また、中国メーカーは、中国国内におけるローカルのテクノロジープロバイダーと深い協業関係を構築してきました。具体的には、地図領域でBaiduやAutoNavi、ドメインコントローラーでHuawei、クラウドサービスと決済でAlibaba、車載エンターテインメントでTencentなどの企業が挙げられます。カウンターポイントリサーチ社アソシエイトディレクターGreg Basichは次の通り述べています。「こうした協業は開発サイクルを加速させ、コストを低減し、価格帯を問わず手頃な形でリッチなデジタル体験を展開することを可能にしています。」
5Gカバレッジの拡大、OTA(Over-the-Air)技術アップデートサイクルの高速化、そして、テクノロジー志向の自動車メーカー間の激しい競争により、コネクテッド機能はミドルレンジからエントリークラスへとさらに浸透しています。中国市場においてコネクティビティは付加サービスではなく、自動車競争の中核となるアーキテクチャと位置づけられており、中国系グループは、この転換を海外勢に先んじて理解し、実行に移していると言えます。