【新刊】ペットとして人気が高まる爬虫類の病気を、約1,100点の写真やイラストとともにわかりやすく解説! 健康管理にも役立つ『爬虫類の病気百科』を刊行 (2/4ページ)
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エキゾチックアニマル
多くの種において飼育方法が研究・確立され、その情報が広く共有されるようになったことから、飼育下においても爬虫類は格段に長生きするようになりました。
しかし爬虫類と長く暮らせるようになったからこそ、新たな課題も生じています。それは、彼らの病気に対する情報があまりにも不足し、まとまっていないという現実です。犬や猫であれば、少し様子がおかしいと感じたらすぐに動物病院へ駆け込み、専門的な治療を受けられます。ところが爬虫類の場合は、そもそも自らの不調を飼い主に見せまいとする習性を持っています。これは、弱みを見せることが直接死につながる自然界において、彼らが生き抜くために獲得した本能です。食欲が落ちた、なんとなく元気がない、色がくすんでいる……。そうしたわずかな変化は、爬虫類にとって、病気がかなり進行した状態を示す「最後のサイン」である場合も少なくないのです。
さらに、爬虫類を専門的に診療できる獣医師は、犬や猫にくらべて圧倒的に少ないのが現状です。またインターネット上には玉石混交の情報があふれ、誤った知識や民間療法に頼った結果、手遅れになってしまうケースも後を絶ちません。家庭で暮らす爬虫類たちが声なき苦しみを抱え、誰にも気づかれず命を落とすという悲しい事態は、招いてはならないものです。爬虫類の魅力に引かれ、ともに暮らすことを決めた飼育者には、その健康を守り、命に最後まで責任を持つ義務があります。
■爬虫類の病気に適切な対応がとれるよう、種別の症状・病気の種類別に解説
こうした切なる思いから、本書『爬虫類の病気百科』は生まれました。著者は、約35年にわたり爬虫類を診療してきた獣医師です。世界中で報告されている爬虫類の病気や、健康管理に関する知見に加え、著者の長年の臨床経験とあまたの症例を一冊に凝縮しています。
飼育者が直面する「何かおかしい」という状況に即座に対応できるよう、本書は2つの視点から構成されています。1つは飼育者にとってわかりやすいよう、カメ・トカゲ・カメレオン・ヘビの症状から考えられる病態を解説するアプローチです(カメレオンはトカゲの仲間ですが、独特の生理や生態をもつことから、本書ではトカゲから分離して解説しています)。