2025年スマートフォングローバル市場における暫定推計による出荷量を発表〜前年比2%増、Appleが市場トップに〜 (3/5ページ)
Samsungはラテンアメリカと西欧で圧力を受けている一方、日本での強い追い風と主要市場での堅調な成長が、2025年の伸びを下支えしました。
Xiaomiはシェア13%で3位を維持しました。プレミアム化戦略、新興市場における底堅い需要、フラッグシップからミドル帯までのバランスの取れた製品構成により、安定したパフォーマンスを示しました。ラテンアメリカと東南アジアでの強い実行力に加え、効果的なチャネルマネジメントによって、業界の逆風下でも出荷を維持しました。
vivoは4位となり、プレミアム化戦略、インドにおける強固なオフライン展開、高付加価値の買い替え需要と底堅いミドル帯需要の双方を捉えるスリム化した製品ポートフォリオにより、前年比3%増を達成しました。
一方、OPPOは中国市場およびアジア太平洋地域での需要低迷と競争激化を背景に前年比4%減となりました。インドやMEAなどで成長したものの、他地域での減少を補うには至りませんでした。realmeをOPPOに統合する動きが進む中、両社合算での2025年出荷シェアは11%となり、スマートフォングローバル市場で4位となりました。
トップ5以外では、NothingとGoogleが好調で、2025年の出荷台数はそれぞれ前年比31%増、25%増を記録しました。
市場の今後の見通しに関して、カウンターポイントリサーチ社リサーチディレクターTarun Pathakは次の通り述べています。
「スマートフォングローバル市場は、DRAM/NANDの供給不足と部材コスト上昇を受け、2026年にかけて軟化する見通しです。チップメーカーがスマートフォンよりもAIデータセンターを優先することが背景にあります。スマートフォンの値上げの兆しはすでに表れ始めています。こうした状況を踏まえ、当社は2026年の予測を見直し、出荷予測を3%引き下げました。供給逼迫は出荷の重しとなりますが、より強固なサプライチェーン能力とプレミアム市場でのポジショニングにより、AppleとSamsungは相対的に底堅さを保つ可能性があります。一方、低価格帯に集中する中国系OEMは、より大きな圧力に直面することでしょう。