“位置”が消えた日、社会は止まる――国家戦略PNT最前線、日本で国際会議 6-8 March 2026 (JST) (2/4ページ)

バリュープレス


それぞれが、宇宙空間における主権と経済安全保障を確保しようとしている。
宇宙は、静かな競争の舞台となっている。

では、日本はどうか。
日本には、準天頂衛星システム「みちびき」がある。
アジア・オセアニア地域に最適化された軌道設計により、都市部や山間部でも安定した測位を実現する。

みちびきはGPSの補完にとどまらない。
将来的には、日本単独で高精度測位を可能にする体制を構築しようとしている。
それは単なる技術進歩ではない。
国家の自立性を支える基盤整備である。
電気が止まれば、都市は暗闇に包まれる。
通信が止まれば、経済は停止する。
そして、位置が止まれば――社会の構造そのものが崩れる。

だからこそ、位置情報は「第3のインフラ」と呼ばれる。
この「見えないインフラ」を巡る国際的議論が、2026年3月、東京・日本橋で行われる。
Multi-GNSS Asia(MGA)Conference 2026。
アジア・オセアニア最大級の国際GNSS会議であり、日本初開催となる。

本会議は、国連の衛星測位委員会(ICG)の正式活動として承認された国際枠組みだ。
JAXA、内閣府を中心に、アジア・オセアニア各国の宇宙機関、政府関係者、研究機関、産業界が連携してきた。

しかし、今回の会議は単なる学術発表の場ではない。
2025年度から、大きな転換が起きた。
「研究中心」から「社会実装中心」へ。
金融、商社、物流、メーカー、IT、防災、エネルギー分野――
実際に位置情報を使い、経済価値を生み出すプレイヤーが主役となる。
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