『豊臣兄弟!』織田信長上洛で何が動いた?お市・家康・義昭…第10回の重要ポイントを解説
足利義昭(尾上右近)を奉じて天下布武を唱え、上洛を果たした織田信長(小栗旬)。しかしいつまでも義昭の下風に甘んじることなく、信長の野望は天下一統へと進化していきました。
天下人然とした態度に各地の諸大名は反感を抱き、信長は今後、修羅の道を突き進むこととなります。
その背中を小一郎(仲野太賀)と藤吉郎秀吉(池松壮亮)は必死に追いかけていくのですが……果たしてどうなるのでしょうか。
というわけで大河ドラマ「豊臣兄弟!」第10回放送「信長上洛」気になるトピックを振り返りたいと思います。
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『豊臣兄弟!』お市と浅井長政の夫婦仲は今後どうなる?柴田勝家との再婚・悲劇の運命までを考察 茶器が褒美となる時代へ三顧の礼をもって迎えた竹中半兵衛(菅田将暉)の屋敷が自分たちよりも広いと不満をぶつける蜂須賀正勝(高橋努)に、小一郎は茶器を褒美に与えました。
割れ欠けの茶碗に何の価値があるのか……と思ったら、売れば三十貫(一貫≒10万円として、約300万円)にもなるとのこと。やがて大名や武将たちの間で茶の湯が大流行する兆しがうかがえます。
果たして正勝は、この茶器を大切にとっておくのでしょうか。
ようやく順番が……上洛の誘い
お忍びがばれて、信長に斬りかかられる義昭と、身を挺して庇う光秀。NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」公式サイトより。🄫NHK
義昭を奉じて上洛するよう信長に求めた明智光秀(要潤)。登場早々、感じの悪いキャラクターでしたね。後に豊臣兄弟の宿敵となることがわかっているから、このままずっと悪役っぽい感じでいくのかも知れません。
そんな光秀の従者に扮するのは義昭自身。このお忍びが見抜かれたのは織田家が初めて……と、半兵衛の才覚に感服していました。
逆に考えると「朝倉も武田も上杉も北条も、みんな節穴」と言っているようなものですが……細かいことは気にせずいきましょう。
お市の「初陣」
お市と浅井長政の祝言。NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」公式サイトより。🄫NHK
さて、上洛と決まれば道中を妨げる南近江の六角義賢(ろっかく よしかた)や北近江の浅井長政(中島歩)らを何とかしなければなりません。
ここで信長は妹のお市(宮崎あおい)を長政に嫁がせたのです。絵に描いたような政略結婚ですが、当時はそれが当たり前でした。
そして本作でも出てきたお市の「男に生まれたかった」設定。個人的にはあんまり好きじゃないのですが、個人の感想なので気にしないでください。
浅井家を織田の盟友とする「初陣」を果たしたお市は、護衛の柴田勝家(山口馬木也)をからかいました。
「(長政より)お前の方がまだマシだった。いっそ一緒になってもよかったかもな」
戦国ファンなら、お市と勝家のその後を知っているので「あぁ、ここでフラグを立てたのね」となるでしょう。
二人の関係が今後どうなっていくのか、注目したいと思います。
『豊臣兄弟!』お市と浅井長政の夫婦仲は今後どうなる?柴田勝家との再婚・悲劇の運命までを考察 家康の野望
上洛する小一郎たち。NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」公式サイトより。🄫NHK
信長が上洛する際、一緒に行こう≒兵を出せとお誘い(という名の半ば命令)を受けた徳川家康(松下洸平)。しかし今は遠江攻略に手いっぱいで、それどころではありません。
「もっと早く今川と片を付けておけば……」
信長の不在を狙って、尾張と美濃を奪えたのに……という、律義者イメージの強い家康像を覆しにかかります。
史実ではどれほど理不尽な仕打ちを受けても信長を裏切らなかった家康ですが、実際は虎視眈々と隙をうかがっていたのかも知れませんね。
ちなみに今川家では、桶狭間の合戦で今川義元(大鶴義丹)が討死する直前から、嫡男の今川氏真(うじざね)が家督を継いでいました。恐らく本作では、氏真については登場しないものと思われます。
確かに信長や豊臣兄弟目線では、別に氏真がいなくても支障がなさそうですね。
第14代将軍・足利義栄の最期
晴れて15代将軍となった義昭。しかしその陰には、京を追われた14代の存在があった。NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」公式サイトより。🄫NHK
三好三人衆(岩成友通・三好宗渭・三好長逸)や松永久秀(竹中直人)らによって足利義輝(第13代将軍)が暗殺された後、室町将軍として足利義栄(よしひで)が第14代将軍に即位していました。
永禄11年(1568年)9月7日に信長が上洛の兵を挙げると、9月12日には六角義賢の箕作城(滋賀県東近江市)を、9月13日には同じく観音寺城(滋賀県近江八幡市)を攻略します。
信長の進撃を三好三人衆も止められず、9月29日には三好三人衆が芥川城(大阪府高槻市)を放棄、9月30日に信長は芥川城を占領しました。
将軍義栄は10月1日に三好三人衆と共に阿波国(徳島県)へ逃亡。すでに病身であったため力尽きて世を去ったと言われます。享年31歳。
信長の野望と大名たちの反応
信長の書状に様々な反応を示す大名たち。NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」公式サイトより。🄫NHK
「こたび晴れて義昭様が将軍となられたぞ。お前たち、上洛して臣従を誓え」
とばかりの書状を送りつけられ、大名たちはみんな苦い顔をしていました。これから彼らが次々と敵になります。
甲斐の武田信玄(高嶋政伸) 越後の上杉輝虎(謙信。工藤潤矢) 越前の朝倉義景(鶴見辰吾) 土佐の長宗我部元親(磯部寛之) 摂津の荒木村重(トータス松本) 大和の松永久秀 三河の徳川家康……等々。鷹に餌をやる信玄、仏前で祈る輝虎、書状を焼こうとして躊躇う義景、陣中で天をあおぐ元親、寝転がって饅頭を頬張る村重、茶器を愛でつつ不敵に笑う久秀、そして……。
自分の知らないところで勝手に自分名義(連名)の書状を出されて、しかもそれが自分の元に届けられた家康。果たして本作の家康は、信長そして豊臣兄弟と、どんな関係を描いていくのでしょうか。
今回の小ネタ
寧々を見るたび、どの作品でも毎回「秀吉から大切にされてほしい」と思うのはなぜだろう。NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」公式サイトより。🄫NHK
部下のことを全員覚えておきたい小一郎の律義さが大好きです。 お市の刀遣いがたどたどしいので、もう少し軽い刀を用意した方がいいかも。 寧々(浜辺美波)の耳かきをしてあげる秀吉が可愛い(そして憎たらしい)です。 浅井長政の優しさに対して、お市が心を開いて欲しいと思います。 上洛戦において、六角義賢が登場してくれたら嬉しいなと思いました。 豊臣兄弟&川並衆コンビ(蜂須賀正勝&前野長康)による銭まきが楽しそう。 第11回放送「本圀寺の変」
第11回放送「本圀寺の変」。新旧秀吉役が対面。NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」公式サイトより。🄫NHK
タイトルは「ほんこくじのへん」と読みます(圀は国)。永禄12年(1569年)正月早々、三好三人衆が義昭を襲撃した事件です。
信長「流石は、将軍を殺した男よ」
次回は松永久秀の大活躍(悪行三昧?)が見られると期待していいのでしょうか?彼のような梟雄が大好きなんですよね。
果たして小一郎たちは、義昭をどのように護るのか、その奮闘ぶりを楽しみにしています。
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