藤原道長の栄華は“賄賂”で築かれた!国司利権を食い尽くし、平安貴族を自滅へ導いた男 (4/5ページ)

Japaaan

菊池容斎『前賢故実』より藤原道長像(Wikipediaより)

ところが貴族たちはこの危険に気付かなかったか、あるいは気付いていても目をつぶっていました。今さらどうしようもなかったのでしょう。彼らは利権を守るために国司の腐敗を放置し続けました。

その結果はご存じの通りで、国家財政は弱体化し、軍事力は国司や地方豪族に移り、武士が台頭します。国司の腐敗を利用して栄華を極めた藤原氏は、その構造によって自らの時代を終わらせる引き金を引いていたのです。

利権と腐敗が国家を蝕むとき、どれほど大きな代償を払うことになるのか……。国司の腐敗によって媒介された平安貴族の没落から武士誕生までの流れは、その好例と言えるでしょう。

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