「全てに圧倒されました」「うつくしい」 富山に残る文化財「旧馬場家住宅」の洗練されたセンスにうっとり (2/2ページ)

Jタウンネット

大規模な住宅でありながら華美になりすぎず木造ならではの重厚感と落ち着きを兼ね備えていて、とても居心地のよい雰囲気に感じました」「大きな窓や天窓など、日光を取り込む工夫が多くなされていて、家の内から外へ目を向ける時、いつも美しい光の対比が見られることが特に印象的でした」(ryugamoriさん)

明治・大正・昭和戦前期の絵葉書を蒐集しているという、ryugamoriさん。デザインに惹かれて入手した絵葉書の中に東岩瀬のものが複数あり、「いつか訪れてみたい」と思っていたそう。

「町について調べる中で旧馬場家住宅を知り、今回訪問が叶いましたが、想像以上の素晴らしさでした」「明治時代に発行された絵葉書にある屋号の紋が、今も町に点在していること。出格子の側面に家紋や屋号を彫ることは、東岩瀬の大きな町屋に見られる特徴的な様式だそうです」(ryugamoriさん)
細部にまで洗練されたセンス

函館、神戸、大阪といった拠点の街はもちろん、日本海沿岸の各港で、「総合商社」のような業務に日常的に従事していたと言われる、北前船主・廻船問屋商人たち。ときには西洋人商人とのビジネスにも携わっていたこともあるのかもしれない。

旧馬場家住宅の写真を仔細に見ると、住宅内の細部にまで、彼らの洗練されたセンスやこだわりが感じられるような気もする。

旧馬場家住宅は、2016年に国の登録有形文化財に指定された。主屋のほかに、前蔵・壱番蔵・弐番蔵・米蔵・西門・西塀も現存し、廻船業が盛んであった頃の面影が残っている。

「このポストが東岩瀬や旧馬場家住宅へ訪れるきっかけに少しでもなれば嬉しいです」

「今回は旅程の都合で滞在時間が短めだったため、またの機会にはゆっくりと観光したいと思っています」と、ryugamoriさん。

富山・東岩瀬で、北前船交易のロマンに想いを馳せる......、そんな旅も素敵だ。

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