老化を止める「若返りタンパク質」DEL-1とは?今日からできるアンチエイジング習慣 (2/2ページ)
逆を言えば、DEL-1が豊富な人ほど肌のうるおいが保たれ、骨密度も高く、血管の柔軟性も維持されやすいということ。
研究では、DEL-1が増えると血管の硬化要因が低下し、血圧も下がることが確認されています。
さらには多発性硬化症(MS)の抑制、加齢黄斑変性の原因物質の減少、関節炎の炎症ブロック……と、その可能性は全身に及びます。
ひとつの臓器のDEL-1が減ると全身のDEL-1も連鎖的に減少するため、DEL-1を十分に産生できる環境を整えることが、フレイル(加齢による心身の衰え)予防の鍵になると前川教授は語ります。
今日からできる!DEL-1を増やす「生き方習慣」
研究が示す朗報は、DEL-1は生活習慣で増やせるということ。40〜50代の男女を対象にした実験では、2つのシンプルな習慣を1カ月続けるだけで、DEL-1量が約1.5倍に増加したことが報告されています。
ウォーキング(1日1時間)とアマニ油(1日大さじ1杯)、これだけです。
アマニ油はオメガ3脂肪酸を豊富に含み、熱に弱いため調理には使わず、みそ汁や納豆にかけるのがおすすめ。
納豆と組み合わせることでタンパク質とともに吸収され、胆汁の分泌も促進されて効率よくオメガ3を取り込めます。
「DEL-1年齢」は暦年齢とは無関係で、環境と習慣次第で1カ月で変化が起きるといいます。
これはつまり、アンチエイジングに「遅すぎる」はないということ。
来年には人体での治験も始まる予定で、再生医療の現場でも大きな転換点を迎えようとしています。体の内側から若さを取り戻す「DEL-1ライフ」、今日から始めてみませんか?