もうすぐ蛍の見頃!光る時間帯は?実は光る蛍は少数派?光る理由など…知っておきたい蛍の雑学
もうすぐ蛍の季節。蛍を調べると、身近なようで知らないことがたくさんあります。知っているようで知らない、蛍の雑学を紹介します。
光る蛍は実は少ない!名前の由来は謎? 2200種類のうち3種類だけ世界には2200種類いて、日本には52種類生息しています。中でも川べりに生息しているのは3種類で、ゲンジボタル、ヘイケボタル、クメジマボタルのみ。
3種の中でも比較的目にすることが多いゲンジボタルが、日本人の中で「蛍は光る」というイメージを植え付けたのです。
名前の由来は謎ゲンジボタルの由来には、『源氏物語』に由来するとか、蛍の群舞を源平合戦になぞらえたなど、諸説あり、はっきりとした由来はわかっていません。
しかもゲンジボタルという名前は近代になってからのもので、江戸時代にはその呼称の痕跡はないのだとか。ヘイケボタルもまた、ゲンジボタルに対して名付けられたようで、誰がいつどのように呼び始めたのかはわからないとのこと。
ちなみにヘイケのほうが弱い光を発します。源平合戦で負けたことになぞらえて、弱い光のヘイケボタルに「ヘイケ」と名付けたのはわかりやすいですが、さて、蛍一有名な名前が謎なのも面白いですね。
ちなみに江戸時代は「火垂」や「星垂」と書かれていました。お尻の光が火や星が垂れているように見えたことに由来します。
豊田ホタルの里ミュージアム研究報告書によると、図鑑でゲンジボタルとヘイケボタルを学名とともに掲載したのは、松村松年の『日本千虫図解』第3巻(1906 年刊)が最初であるとのこと。民俗学者の柳田國男は山伏説(験師説)を唱えています。
光る理由と、光る時間帯は飛び回るのはほとんどがオス。メスに存在をアピールし、求愛信号を送っているのです。
より光るオスが好まれ、子孫を残せるのだとか。この光が阻害されると仲間同士見つけられないので、蛍の里や生息地では明かりを灯さずそっと見守りましょう。
夕方からではなく、しっかり日が落ちてからの午後7時ぐらいからよくみられます。発光時間はおよそ2時間と言われています。ちなみに桜前線と同じく、気象サイトで蛍前線が発表されています。毎年うっかり蛍の時期が過ぎているので、筆者も今年こそはどこかで見たいなぁと思っています。
蛍が発光する体内の仕組みは、化学反応によるものです。蛍の場合は体内の「ルシフェリン」という物質がルシフェラーゼという酸素と結びついて光を出すとのこと。ゲンジボタルの成虫には、身体全体にルシフェリン、尻の部分にルシフェラーゼが「発光器」の中に存在します。ルシフェラーゼは蛍によって違いがあり、黄色や赤色の発光をする種もいます。
何を食べる?寿命は?幼虫は4年程、川辺で生息する蛍は水中で過ごします。主食は巻貝のカワニナですが、魚の死骸なども食べていることが近年の研究でわかってきました。
さなぎの期間は10日から2週間、成虫になってからの寿命は1週間。なんと成虫は口が発達しておらず、何も食べないのだとか。まさに命をつなぐために短い時を過ごすのですね。
参考:豊田ホタルの里ミュージアムなど
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