マイクロファン、基本入出力に加えHDMI出力機能やUSBホスト機能を装備した教育用マイコン基板「TRYGEAR-VIZ RP2350B」発売!ゲームも作成可能
株式会社ピープルメディア マイクロファン事業部(本社:大阪市、代表取締役:硴崎薫)は、教育現場での長年の知見を凝縮した教育用マイコン基板シリーズ「TRYGEAR(トライギア)」を始動。Raspberry Pi社の最新MCU「RP2350B」と、演習に必須の基本的な入出力に加え、HDMIコネクタによるTV/モニタへの出力機能やUSBホスト機能を装備した、ビジュアル拡張モデル「TRYGEAR-VIZ RP2350B」の販売を2026年6月4日に開始いたしました。ゲームやデジタルサイネージ、超小型PCも作成可能です。大学、高専、高校の情報科目などで急速に普及する「Python(CircuitPython/MicroPython)」および「Arduino言語(C/C++)」をサポート。配線ミスや部品紛失などの負担を解消し、限られた演習時間内で本質的なプログラミング学習に集中できる環境を提供します。
■ 開発の背景:教育現場が抱える「学習以外の負担」を解消するために
「TRYGEAR」シリーズのマイコン基板は、教育現場での利用を強く意識して設計されています。
従来のマイコン演習では、教員による授業前の部品選定や配布、生徒・学生による不慣れな配線作業、配線ミスの特定と修正、演習前後・演習中の部品紛失など、学習の本質とは異なる「付帯作業やトラブル」が教員/生徒・学生双方の大きな負担となっていました。
また、ブレッドボードを用いた配線は状態の維持が難しく、次回の演習時間まで各自の配線を安定して保存しておくことが困難であるという課題もありました。
■ 新世代教育用マイコン「TRYGEAR」シリーズの共通特長
「TRYGEAR」シリーズは、教育現場におけるこれらの課題を、演習用途に最適化したハードウェア構成で解決しました。
1. 標準的なオンボード・インターフェース
教育現場で親しまれているArduino UNOに準じたソケット配置を採用し拡張性を確保した上で、演習で多用される下記の入出力やコネクタをあらかじめ基板上に標準実装しています。
・タクトスイッチ ×3
・LED ×4
・圧電スピーカー
・RCサーボ用コネクタ ×2
・I2C用コネクタ
・TFTディスプレイ用コネクタ
・OLEDディスプレイ用コネクタ
・MicroSDカードスロット
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入出力の標準実装により、導入演習であれば面倒で時間を要し誤りやすい配線作業の多くを排除でき、全員が共通の回路構成ですぐに演習に取り掛かることができます。応用演習においては、スイッチ、LED、圧電スピーカー等の基本配線に時間を割くことなく、アプリケーション固有の回路作成やプログラム構築に集中できます。
また、TFT/OLEDディスプレイを手軽に接続でき、マイコン基板の本来の使用法であるプログラミング用ホストPCから取り外した状態でも、デバッグ情報やアプリケーションの出力をわかりやすく表示できるため、試作や評価を効率よく行えます。
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2. センサーや入出力デバイスなどの優れた拡張性(3.3V駆動)
従来のArduino UNO等とは異なり、基板の稼働電圧は「3.3V」になっています。近年のセンサーや入出力デバイスの主流である3.3Vデバイスを、配線を複雑化させる電圧変換回路なしに直接接続できます。
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3. 多彩なプログラミング言語をサポート
大学の理工系学部や高専の実験・演習で幅広く使用されているArduino言語(C/C++)はもちろん、近年の高校「情報」科目や、大学のデータサイエンス学部等で採用が増加しているPython(CircuitPython、MicroPython)によるプログラミングが可能です。
■ ビジュアル拡張モデル「TRYGEAR-VIZ RP2350B」の特長
今回販売を開始した「TRYGEAR-VIZ RP2350B」は、シリーズ共通の特長に加え、その名の通り「VIZ(Visual:示・映像系機能)」を強化・拡張した高機能モデルです。
1. PicoDVIによる大画面モニター映像出力機能
RP2040で開発され、最新のRP2350で専用のハードウェア拡張が行われた「PicoDVI技術」を採用。TVやPCモニターに、表現力豊かな画像や映像を大画面表示することができます。基板上に標準装備されたHDMI互換コネクタにより、市販のケーブル1本でスムーズに外部モニターへ接続可能です。
2. USBホスト機能を利用した入力拡張機能
ビジュアル機能を最大限に利用するインタラクティブなシステム構築には、入力機能の強化が不可欠です。本製品はUSBホスト機能用にType-Aコネクタを搭載しており、ゲームパッド、PCキーボード、マウス等をダイレクトに接続可能。RP2350Bの強力な「PIO_USB機能」を利用して、高度で豊かな入力システムを自由にプログラミングできます。
3. 表現の幅を広げる大容量16MB Flash ROM&MicroSDカードスロット
ゲームのドット絵データやデジタルサイネージ用の高解像度画像、サウンドデータなどをメモリ不足の心配なく余裕を持って保存できるよう、16MBの大容量Flash ROMに加え、MicroSDカードスロットを標準搭載しています。
■ 「TRYGEAR-VIZ RP2350B」のユースケース
1. 教育機関での実験・演習や個人の電子工作で利用
従来のUNOタイプの開発基板を「TRYGEAR-VIZ RP2350B」に置き換えることで、演習効率が劇的に向上します。多くの演習で必要となるスイッチ、圧電スピーカー、OLEDディスプレイコネクタがあらかじめ組み込まれているため、配線ミスによるデバッグ作業で貴重な時間を浪費することがなくなります。
さらに、身近にあるTVやPCモニターへの大画面出力を手軽に利用できるようになることで、「小さな液晶画面に文字を出すだけ」という従来のマイコン演習の制約から解放されます。グラフィカルな計測データの可視化、表現豊かなUI設計、本格的な動的アプリケーションの構築など、学習者や開発者が思い描く「制作物の発想の範囲」を大きく広げ、より創造的で実用的なものづくりへと導きます。
2. ゲームパッドで遊べるインタラクティブゲームの作成
「TRYGEAR-VIZ RP2350B」では、音の出力に圧電スピーカー、映像の出力にPicoDVIを使用してTVやPCモニターを使用できます。さらに、USBホスト機能でゲームパッドを接続することができます。出力画面の解像度は「320×240」あるいは「360×200」に対応しているため、本基板のみで少しクラシックなドット絵風のゲームや、インタラクティブなグラフィックアプリケーションの作成や学習に最適な環境を提供します。
3. 超小型Python PCの作成
「TRYGEAR-VIZ RP2350B」では、映像の出力にPicoDVIを使用してTVやPCモニターを使用できます。さらに、USBホスト機能でPCキーボードを接続できます。これらの機能を利用すると、本基板のみでPythonでプログラミングできる超小型PCを簡単に構築できます。ホストPCがなくてもマイコン基板のみでプログラミング学習やコード実行が可能になります!
4. コンパクトなデジタルサイネージ(電子看板)の作成
TVやPCモニターに「640×480」あるいは「720×400」の高精細な画像や映像を出力k可能。マイコン基板が小さく軽いため、モニター背面のHDMI端子のそばにスマートに配置できます。また、16MBの大容量Flash ROMやMicroSDカードスロットを搭載しているため、複数の画像データを基板内に登録可能。外部にPC等を用意することなく、本基板のみで実用的なデジタルサイネージを構築できます。
■ 製品仕様
プロセッサ: Raspberry Pi RP2350B (Dual Cortex-M33 / Hazard3 RISC-V @ 最大150MHz)
メモリ: 16MB Flash ROM
形状: Arduino UNO 準拠ソケット配置(独自拡張あり)
入力: タクトスイッチ ×3、RESET、BOOT
出力: LED ×4、圧電スピーカー、HDMI互換コネクタ
外部ストレージ: MicroSDカードスロット
拡張コネクタ: TFT/OLEDディスプレイ用端子、RCサーボ用端子 ×2、USB Type-A(ホスト)
標準価格: 4,620円(税込)
■ 各種リンク
マイクロファン オンラインショップ(ご購入はこちら): https://www.microfan.shop/products/trygear-viz-rp2350b-r1
TRYGEAR-VIZ RP2350B 詳細紹介: https://www.microfan.jp/trygear-viz-rp2350b-r1
TRYGEARシリーズ 詳細紹介: https://www.microfan.jp/trygear
■ 商標に関する表示
※ Raspberry PiはRaspberry Pi Ltdの登録商標です。
※ Arduinoは、Arduino AGの登録商標です。
※ HDMI、HDMI High-Definition Multimedia Interface、およびHDMIロゴは、HDMI Licensing Administrator, Inc.の商標または登録商標です。
※ 記載されている会社名、製品名などは、各社の商標または登録商標です。
■ 株式会社ピープルメディア / マイクロファンについて
株式会社ピープルメディアは、九州工業大学・硴崎研究室における空間情報処理技術の研究成果の社会実装や教育の情報化に取り組むことを目的に、同大学発のベンチャー企業として設立されました。「マイクロファン事業部」は、大学教育の最前線で培った知見を凝縮し、マイクロコントローラを活用したマイコン基板の設計・販売、および教育カリキュラムの開発などを展開しています。
ピープルメディアの設立者で取締役研究開発部長の硴崎 賢一は、日本初の情報工学部を擁する九州工業大学において36年にわたり情報工学に関する研究・教育に従事した、同大学の名誉教授です。
マイクロファンは、高度な研究開発実績と教育現場での豊富な指導経験に基づき、「教員と学習者が本質的な課題に集中できる」教材開発に取り組んでいます。単なるハードウェアの提供にとどまらず、学校や教育委員会との教材共同開発、教育用マイコン基板を活用した教育講習会の実施など、情報教育や次世代の技術者育成をソフト・ハード両面から支援します。
マイクロファン オンラインショップ: https://www.microfan.shop
マイクロファン 公式サイト: https://www.microfan.jp
株式会社ピープルメディア 公式サイト: https://www.peoplemedia.jp
【学校・教育機関向け支援サービス】
マイクロファンは、マイコン基板の提供に加え、教育現場のニーズに合わせた以下の支援業務を承っております。
教育カリキュラムの構築支援: 名誉教授の知見を活かした、体系的な学習プログラムの構築支援や各種のコンサルティング。
オリジナル教材の共同開発: 各教育機関のシラバスや学習目標に最適化した、独自のマイコン基板や周辺モジュールの企画・開発。
教育講習会・ワークショップの開催: 教員向けの技術研修や、学生を対象としたプログラミング・組み込み演習の出前授業、講習会の実施。
【企業向け支援サービス】
自社製品開発で培った高度な技術力を活かし、組込みシステムのソフトウェア受託開発や技術コンサルティングを承っております。
■ 【お問い合わせ先】
担当者: 株式会社ピープルメディア マイクロファン事業部(担当:硴崎)
E-mail: kakizaki@peoplemedia.jp
提供元:valuepressプレスリリース詳細へ