町を巡る「巨大カエル」、徹夜で踊り続ける4日間、火の粉舞う大松明... 大迫力に圧倒される〝日本の祭〟3選【2026年夏編】

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町を巡る「巨大カエル」、徹夜で踊り続ける4日間、火の粉舞う大松明... 大迫力に圧倒される〝日本の祭〟3選【2026年夏編】
町を巡る「巨大カエル」、徹夜で踊り続ける4日間、火の粉舞う大松明... 大迫力に圧倒される〝日本の祭〟3選【2026年夏編】

日本には「本当にこんなお祭りがあるの!?」と驚くような個性派イベントがいくつも存在する。

一体なぜそんな風習が生まれたのか不思議になるものばかりだが、その多くは何百年も受け継がれてきた由緒ある伝統行事。今も地域の人たちに大切に守られ、多くの観光客を魅了している。

今回は、2026年夏に行きたい個性派の「祭」を3つ紹介する。

【奈良県「蓮華会・蛙飛び行事」――7月7日】

「えっ、巨大なカエル!?」と思わず目を疑ってしまうのが、奈良・吉野山で行われる「蓮華会・蛙飛び」だ。何故カエルなのか? 吉野町の公式サイトでは、次のように説明されている。

「白河天皇の時代、不心得な男が山伏を侮辱したので鷲の窟にさらされ、その後、男は後悔したので、金峯山寺の高僧が男を蛙の姿にして救い出し、蔵王権現の宝前でその法力によって人間に立ち返らせたという伝説を実演します」(吉野町公式サイトの「金峯山寺 蓮華会・蛙飛びについて」より引用

蛙飛びは蓮の花を蔵王権現に供える「蓮華会」の行事の一環として行われるものだ。

カエルはまず、太鼓台に乗って吉野の町に登場する。愛嬌たっぷりの巨大なカエルが町を巡る姿はインパクト抜群で、沿道にはカメラを構える人が集まる。

地元の柿の葉寿司店「ひょうたろう」のブログによると、「時には記念撮影や握手に応じてくれることもあります」とのこと。なんともフレンドリーなカエルである。

クライマックスは蔵王堂前で行われる「蛙飛びの儀式」。カエルが神前でひざまずき、人間へ戻される様子を多くの参拝者が見守る。ユーモラスな見た目とは裏腹に、歴史ある伝説を今に伝える神聖な神事でもある。 全国でも珍しい祭りをぜひ一度見てみたい。

【岐阜県「郡上おどり」――7月11日~9月5日】

夏の夜、町中を埋め尽くす人たちが同じ振り付けで踊り続ける――。そんな光景が広がるのが、岐阜県郡上(ぐじょう)市の「郡上おどり」だ。

約400年の歴史を持ち、日本三大盆踊りの一つに数えられる伝統行事。それでも堅苦しさはまったくなく、「踊りたい人は誰でもどうぞ」という空気がこの祭りの魅力だ。

郡上市観光連盟の公式サイト「TBAITABI郡上」によると浴衣がなくても、踊りを知らなくても問題なし。地元の人や観光客と一緒に輪へ入り、見よう見まねで踊ればそれだけで楽しめる。

会場周辺には屋台も並び、天然鮎や鶏ちゃんなど郡上ならではのグルメも充実。ビール片手に踊るもよし、家族みんなで踊るもよし。老若男女が一つの輪になって楽しむ光景こそ、郡上おどりの醍醐味といえる。

7月から9月まで続くロングランイベントだが、最も有名なのは8月13日から16日の「徹夜おどり」。なんとこの4日間は徹夜で踊り続けるというから驚きだ。

見るだけではもったいない。ぜひ踊りの輪に加わって、郡上おどりの熱気を体感してみてほしい。

【和歌山県「那智の扇祭り(那智の火祭)――7月14日】

「熱そう......!」と見ているだけで圧倒されるのが、和歌山県・熊野那智大社で行われる「那智の扇祭り(那智の火祭)」だ。日本三大火祭りの一つとしても知られている。

この祭りは、本殿に祀られた神様の御霊を十二体の扇神輿へ移し、那智の滝へ迎える神聖な神事。和歌山県公式観光サイトによると、年に一度の里帰りの様子を表したものだという。

その道を清めるため、白装束の男たちが12本の巨大な松明を担いで参道を進むのだ。

祭り最大の見どころは、重さ約50キロの大松明。炎も熱いが、担ぎ手たちの気迫も負けていない。熱気に熱気が重なる、まさに圧巻の光景だ。

火の粉が舞い、掛け声が響く参道は迫力満点。日本三大火祭りならではの迫力を、ぜひ現地で体感してみてほしい。

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