森口博子『40周年ツアー全公演』完走! 森口「みんなと一緒に残してきた作品やコンサートは命そのもの」 (2/4ページ)
もちろんファンたちは普段のコンサートと同じ気持ちで臨んでいたのだろうが、オーケストラとの協奏によりひと味違ったオーラを放つ森口の歌声に圧倒されているかのような印象を受けた。
そんなどこか“よそ行き”な雰囲気を機敏に察した森口のトークは、さすがの一言だった。
「私にとって歌うことは呼吸」「4歳で歌手になると決めて以来、私にとって歌うことは呼吸。みんなと一緒に残してきた作品やコンサートは命そのもの」。
そう語る言葉の重みは40周年を前に足首を骨折し、一時は車椅子での活動を余儀なくされたという苦難を乗り越えた者だからこその説得力に満ちていた。
そんな森口が誠実さたっぷりに歌った「真心ブーケ」には優しさや愛しさ、切なさに温かみ、そこはかとない哀しみなど、さまざまな感情が乗せられ、歌声に会場が柔らかに抱きしめられていた。
「健やかに元気な姿でまたお会いしましょう!」そして、この日最後にして40周年アニバーサリープロジェクトのオーラスを飾る曲として、「まだ歌っていない曲がありますよね」という言葉から披露されたのは「ETERNAL WIND ~ほほえみは光る風の中~」(『機動戦士ガンダムF91』主題歌)。
森口の言葉を借りれば「たくさんの方々とのめぐりあいを生んだ、私たちの奇跡が詰まった名曲です」。