ファミコン音源の“仕組みそのもの”で作曲できる、iPhone・iPad向けチップチューン制作アプリ「M-NES」をリリース (2/3ページ)

バリュープレス


さらに、選択した曲を再エミュレートしてAPUレジスタへの書き込みを追跡し、音程、タイミング、音量、ノイズ周期などを編集可能な音符へ変換できます。既存のNSFを聴くだけでなく、楽曲の構造を確認したり、取り込んだ音符をもとに新しい展開を作ったりすることができます。

WAVやAIFFからDPCMサンプルを作成

DPCMトラックでは、実機形式の1bitデータである「.dmc」ファイルを直接読み込めます。
また、WAV、AIFF、CAF形式のオーディオファイルを、実機仕様に沿った1bit DPCMデータへ変換する機能も搭載しています。変換後の波形をプレビューしながら、ドラム、効果音、声素材などを楽曲内に配置できます。

NSF/NSFeと48kHz WAVで書き出し

制作した楽曲は、以下の形式で保存・書き出しできます。
NSF
NSFe
48kHzモノラルWAV
M-NES専用の「.nesseq」プロジェクト
NSF/NSFeの書き出しでは、内蔵6502ドライバとAPUレジスタ列を生成します。「.nesseq」には音符や音色設定などの編集データが保存されるため、後からプロジェクトを開いて制作を続けられます。

NTSC・PAL・Dendyの違いも確認可能

RP2A03とRP2A07のクロックおよびフレームレートを切り替え、NTSC、PAL、Dendyそれぞれの環境による音程やテンポの違いを確認できます。
出力は実機と同様のモノラル方式を採用しています。地域ごとの動作を意識した楽曲制作や、ファミコン音源の仕組みを学ぶ用途にも活用できます。

「ファミコン風」ではなく、音源チップの構造から作る

M-NESが目指したのは、ファミコン風のサウンドを簡単に鳴らすだけのアプリではありません。
音源チップの各チャンネルがどのように音を作り、どのようなレジスタ操作によって楽曲が演奏されているのかを、実際に触りながら理解できる制作環境です。
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