音の「役割」を聴く相対音感アプリ「TONARIO」発表 (2/3ページ)

バリュープレス

「音の高さの暗記」に頼らない設計
TONARIOでは、トレーニングの初期段階からキーが変化します。
同じ「Do」であっても毎回異なる絶対音高で鳴るため、特定の音の高さを覚えて回答するだけでは先へ進めません。

さらに、矩形波、サイン波、ノコギリ波、弦、ピアノなど複数の音色を切り替え、音域も変化させます。
特定の楽器の響きや高さではなく、あくまで「調の中での機能」を手掛かりに聴くことを目的とした設計です。
単音から実際の音楽まで、全28ステージ
学習内容は全28ステージで段階的に構成されています。
最初はシンプルな単音からスタートし、学習が進むにつれてメロディ、クロマチックな音、短調などへと条件が増えていきます。
最終的には、実際の音楽を聴きながら「どこがDoなのか」を探すトレーニングにも取り組みます。

短調でも主音はDoとして統一し、自然短音階に現れる「Te」と、V7によって生まれる「Ti」の違いなども同じ基準で学びます。
正答率だけでなく、「考えずに聴けるようになったか」を記録
音感トレーニングでは、正解率が上がっていても、毎回答えを計算している状態なのか、直感的に音の役割を感じ取れているのかは同じではありません。

TONARIOでは、
度数別の正答率、反応時間、キー別の回答傾向
を記録します。
正解できたかだけでなく、回答までの時間を見ることで、「考えて答える」状態から「感じて答える」状態へ変化しているかを確認できます。
「重い」「明るい」「帰りたい」——自分だけの“音の手帳”
TONARIOには、音を聴いて感じた印象を自分の言葉で残す「音の手帳」を用意しています。

たとえば、
「重い」
「明るい」
「浮いている」
「Doに帰りたい感じがする」
など、感じ方に正解はありません。
「これは5度だからSol」と名前だけを覚えるのではなく、自分自身が感じた音の性格と言葉を結びつけることで、個人的な聴覚の手掛かりを育てていきます。

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