チューナーとメトロノームを1画面に統合、iPhone・iPad向け「Centronome」をリリース (2/3ページ)

バリュープレス


表示モードは「Easy ±5c」「Normal ±3c」「Precision ±1c」と、連続位相で音程のずれを確認できる「Strobe」の4種類を搭載しています。
クロマチック、ギター標準、ギターDrop D、ギター高精度、ベース、ウクレレ、ヴァイオリン、声、ピアノ単音の9種類のプリセットを用意。基準ピッチA4は410〜480Hzで変更でき、端末ごとの恒常的な測定差を補正する±20centsの校正オフセットにも対応しています。

画面ではなく「音声の時計」で拍を刻むメトロノーム

一般的な画面タイマーを基準として音を鳴らす方式では、画面描画の遅れなどがクリックのタイミングに影響する可能性があります。
Centronomeでは、クリックを鳴らす位置をオーディオのサンプルタイムライン上で決定し、画面側の振り子などはその状態を追従して表示する設計を採用しました。
123 BPMのように1拍あたりのサンプル数が整数にならない場合も、毎拍を整数へ丸めるのではなく、小数のまま拍の位相を積算し、実際に音声へ書き出す時点でのみ最寄りのサンプル位置を使用します。これにより、長時間の再生で丸め誤差が累積することを抑えています。
BPMは20〜300に対応。スライダーに加えて±1、±5、±10の変更、タップテンポを利用できます。
拍子は1/4から12/8まで9種類、分割は4分・8分・3連・16分に対応。拍ごとのアクセント、スウィング、4種類のクリック音、触覚フィードバックも備えています。再生中にテンポを変更した場合は次の拍の境目から新しいテンポを適用し、再生中の拍の位相を維持します。

合成信号を用いた検証でタイミングとピッチを評価

開発時には合成信号を使用したオフライン検証も実施しました。
48kHz・123BPM・120秒、Apple Silicon上の最適化ビルドを使用した検証では、クリック位置のRMSジッタは6.0µs、累積ドリフトは−7.6µs、テンポ誤差は−0.06ppmとなりました。
また、82〜1175Hzの合成純音を使用した検証では、ピッチ検出の中央値誤差は1cent未満となっています。
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