なぜ「音」が見直されているのか?労働者の8割超がストレスを抱える社会と音楽の役割 (2/2ページ)

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一方で、癒しという目に見えない価値は数値化が難しく、その効果を市場側へ客観的に提示し理解を得るまでには時間がかかるという、事業面での不確実性やハードルも残されている。

次世代における「人」の価値とは

技術の進歩により、近年はAIを活用して一定水準の音源を短時間で制作できる環境が整いつつある。これに伴い、音楽業界においても制作プロセスの効率化が進むと見られる。そうした変化のなかで、同社は音楽に求められる価値が「音」そのものから、背景にある「人」へと移行していくと見立てている。ライブ会場での空気感や演奏者とのコミュニケーションなど、AIには再現が困難な体験や作り手の背景に対する共感が、今後は選ばれる理由になるという考えだ。

ただし、技術の発展が急速に進む市場環境において、リスナーとの長期的な関係性を構築し、人間らしいコミュニケーションの価値をいかに持続可能な形で市場に提示し続けられるかは、今後も問われ続ける課題となりそうだ。

【取材協力】
ヒーリングミュージック合同会社
代表 福井識章
https://www.youtube.com/channel/UCRWB1QPo4yaIr_zLmJ5uXog

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