『豊臣兄弟!』秀吉vs家康の決戦場へ!「小牧・長久手の戦い」の古戦場を巡るおすすめルート解説

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『豊臣兄弟!』秀吉vs家康の決戦場へ!「小牧・長久手の戦い」の古戦場を巡るおすすめルート解説

大河ドラマ豊臣兄弟!』では、多くの合戦が取り上げられますが、第35回放送で描かれた、羽柴秀吉徳川家康が激突した小牧・長久手の戦いもその一つ。

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名前だけを見ると「小牧」と「長久手」で一度大きな戦いがあったように思えます。しかし実際には尾張を中心に各地で戦闘が続いた一連の戦争でした。

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現在の愛知県には、小牧山、岩崎城、色金山、長久手古戦場など、400年以上前の戦いを現在もたどれる場所が残っています。

ドラマを楽しんだら、今度は実際の古戦場や史跡をチェックしてみるのも良いかもしれません。

それでは、大河ドラマ『豊臣兄弟!』で取り上げられた、小牧・長久手の古戦場を見ていきましょう。

小牧・長久手の戦いの舞台を辿れば、両軍の思惑が見えてくる。写真は『小牧長久手合戦図屏風』。

秀吉と家康が激突!最初の舞台・小牧山とは?

本能寺の変で織田信長が死去した後、羽柴秀吉は山崎の戦い、賤ヶ岳の戦いを経て急速に勢力を拡大していきます。

やがて秀吉と信長の次男・織田信雄との関係が悪化。信雄が頼ったのが、織田家の盟友であった徳川家康でした。

こうして秀吉と家康は、合戦に突入していくこととなります。

天正12(1584)年、秀吉軍と信雄・家康連合軍が尾張国で対峙。戦いの初期、家康側が重要拠点としたのが小牧山でした。

小牧山は、永禄6(1563)年に織田信長が築いた小牧山城で知られています。

秀吉方の池田恒興が犬山城を攻略すると、家康軍は小牧方面へ進出。小牧山城跡には大規模な改修が施され、陣城が構築されていました。

小牧山の山頂からは濃尾平野を一望できます。

標高は85.9メートルと決して高くありませんが、平野の中に独立しているため周囲を見渡しやすい利点がありました。

一言で言えば、小牧山は「なぜ家康がここを押さえたのかを実感できる場所」です。

城跡だけを見るのではなく、秀吉軍がどちらに布陣したのかを想像しながら歩いてみると楽しいかも知れません。

小牧山城模擬天守(小牧市歴史館)。戦いの最初の舞台である。

羽柴軍の「三河中入り」を追って岩崎城へ

両軍の睨み合いは、新たな局面へと流れていくこととなります。

秀吉方は家康の本拠・岡崎方面を攻撃する作戦を決断。いわゆる三河中入りです。

この作戦には、三好信吉(のちの豊臣秀次)を総大将とし、池田恒興森長可堀秀政らが動きました。

彼らの進路上にあったのが、現在の日進市に残る岩崎城です。

4月9日、池田恒興隊の攻撃を受け、岩崎城は落城。城代・丹羽氏重ら300余名が討死したと伝えられています。

現在の天守は後世に造られた展望塔ですが、城址には土塁なども残存。当時の城の姿を考える手がかりになります。

小さな城での戦闘ですが、羽柴軍が家康の領国へ入り込もうとした作戦を知るうえで、ぜひ立ち寄りたい場所です。

岩崎城。三河国中入りの途上にあった。

家康が軍議を開いた「色金山」

家康方では、羽柴方の動きを冷静にみていたようです。

秀吉方の別働隊を追ってきた家康軍が陣を置いたのが、現在の長久手市にある色金山でした。家康は山頂で軍議を開いたと伝えられています。

現在も山頂には、家康が床机代わりに腰掛けたという「床机石」が残されています。

実際に山を歩けば、家康がどのような場所から羽柴軍の動きを見ようとしたのか、戦場を立体的に考えられます。

色金山の展望台。家康が軍議を開いた場所である。

長久手古戦場

古戦場巡りの終着点として紹介するのが長久手古戦場です。

この戦闘では、家康軍が羽柴方を撃破。池田恒興・元助父子や森長可ら有力武将が討死を遂げました。

古戦場公園には池田恒興の勝入塚などが残っています。

2026年4月には長久手古戦場記念館も開館。館内ではデジタルコンテンツや「長久手合戦図屏風」の復元模写などから合戦を学ぶことができます。

小牧山から岩崎城、色金山、そして長久手古戦場への道筋。

この順番で巡ると、家康が小牧山に構え、羽柴軍が岡崎を狙って動き、家康がそれを追撃して長久手で決戦に至った流れが見えてきます。

『豊臣兄弟!』で人物たちの駆け引きを楽しんだあとは、ぜひ現地へ行ってみましょう。地図の上では分からない「戦場の地形と距離」が、あなたを戦国時代に誘ってくれるはずです。

長久手古戦場。池田恒興、森長可らが討死を遂げた。

※参考文献・参考サイト

「徳川家康―将軍家蔵書からみるその生涯― 小牧・長久手の戦い」国立公文書館HP 「史跡小牧山の沿革 小牧・長久手の合戦」小牧市HP 「岩崎城歴史記念館」日進市HP 「小牧・長久手の戦い同盟について」長久手市HP

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