「その傷(ダメージ)は、あなたが生きてきた証。」古着屋を舞台に“自分の価値”と“ルーツ”を描く、!ll nut up fam新作『SOUL GROUND』 (2/5ページ)
■ 古着の「価値」を通して描く、人間の物語
新品ではないからこそ生まれる、古着の価値。
誰かが着たという過去。
時代を越えて残ってきた歴史。
色褪せ、汚れ、ほつれ、傷。
それらは欠点なのか。
それとも、その服だけが持つ価値なのか。
『SOUL GROUND』では、古着の世界に存在する「ヴィンテージ」「ユーズド」「ダメージ」といった価値観を、人間が抱える過去やコンプレックス、生きてきた時間と重ねていきます。
立ち退きをきっかけに「売れるか、売れ残るか」という状況に追い込まれた古着たち。
自分より価値がある誰か。
選ばれていく誰か。
残されていく自分。
それぞれの価値観や想いがぶつかり合い、やがて古着屋「SOUL GROUND」全体を巻き込む騒動へと発展していきます。
■ キーワードは「FIND YOUR ROOT.」
本作のサブタイトルは、
― FIND YOUR ROOT. ―
自分がどこから来たのか。
何を経験してきたのか。
どんな傷を持っているのか。
そして、そのすべてを抱えた自分には、どんな価値があるのか。
誰かにつけられた値札だけでは決められない「価値」と「ルーツ」を、古着屋という世界を通して描きます。