面接で選ばれていたのは、会社のほうだった (2/4ページ)
そのうちに「うちのような小さな会社には来ない」「天草だから若い人はいない」と、あきらめに近い言葉が出てきます。
番組では、ここに「待った」をかけます。求人を見ている人が本当に知りたいのは、給与や休日といった条件だけではなく、「自分がそこでどんな一日を過ごすことになるのか」ではないか。ところが求人票に書かれているのはたいてい条件と、「未経験者歓迎。仕事はいろいろやってもらいます」の一言です。募集する側は「うちの会社」のことを書き、見ている側は「自分の明日」を探している。このずれが、すれ違いの根っこにあると番組はとらえます。
同社はこうした情報の偏りを「情報の非対称性」ととらえ、本番組を通じて、地域の経営者に伝わる言葉で経営の知見を届けています。
■ 10月9日放送の内容
第19回「人が来ない、を考え直す」
・本放送:2026年10月9日(金)14:00〜14:30
・再放送:2026年10月11日(日)9:00〜9:30
番組の前半では、求人票を見た人の頭に「明日の自分」が浮かばない理由を三つに整理します。条件しか書いていないこと、仕事が見えないこと、そして始めるのが遅いこと。「条件で来た人は、条件で出ていく」という見方から、条件ではないところを言葉にする必要を示します。
中盤の主軸は、ある経営者から伺った面接の場面です。久しぶりに来た応募者に対し、経営者は「採ってあげよう」という気持ちで面接に臨みます。ところが最後に応募者から返ってきた三つの質問に、ひとつも答えられなかった。その帰り道に気づいた「選ばれていたのは、こちらのほうだった」という一言から、面接とは何をする場なのかを問い直します。番組が毎回掲げる「情報の非対称性をなくす」という言葉と、今回のテーマが最も深くつながる部分です。三つの質問の中身と、なぜ答えられないのかの整理は、放送でお伝えします。
あわせて、地域で商売をする会社だからこそ求人票に書けることがある、という天草ならではの視点にも触れます。
後半では、明日からの一歩として「一か月・ひとり・ひとつ」の三つの手順を提示し、面接で言いたくなるが伝わっていない「禁句」を二つ挙げます。