部活動の地域移行で問われる「指導の質」 元プロ選手が川口・足立で取り組むバスケ育成 (2/3ページ)

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元プロ選手が重視する「楽しさ」と「技術」の両立

ABROZ代表の翁長明弘氏は、米国での競技経験や国内プロリーグでのプレーを経て、指導者に転身した。

自身が選手として学んできた技術や指導方法を、地域の子どもたちに伝えることを目指している。

指導で大切にしているのは、スポーツを楽しむことと技術を身につけることの両立だ。競技力の向上だけを追い求めるのではなく、子どもたちが前向きにバスケットボールに取り組める環境づくりを重視しているという。

これまでに、同団体のU-15チームは全国大会「Jr.ウインターカップ」への出場や、3×3のスイス国際大会で優勝した実績を持つ。活動は「朝日新聞 ジュニアプレス埼玉」でも紹介された。

一方、地域スポーツの指導では、経験豊富な指導者の存在が強みになる反面、その人の技術や経験に頼りすぎてしまう難しさもある。

優れた指導方法を一人のコーチだけのものにせず、ほかの指導者にも共有できる仕組みをどうつくるか。指導の質を維持しながら活動を広げていくには、そうした視点も必要になる。

地域スポーツの受け皿をどう維持するか

ABROZでは、未経験者向けのスクールから競技志向のクラブチームまで、段階的に活動の場を設けてきた。2026年のU-12チーム新設も、その一環といえる。

ただ、チームの新設や大会での実績だけで、育成環境の充実を判断できるわけではない。

指導者が交代しても一定の指導水準を保てるか、練習場所を安定的に確保できるか。

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