自転車ルール「知ってるつもり」になってない?高校生と考える交通安全探究教室 (2/2ページ)

ANGIE



読者のみなさんはいくつ、心当たりがありますか?
止まるだけでは足りない。大切なのは「見る」習慣


体験では、代表の生徒3人が自転車シミュレーターを体験しました。印象的だったのは、一時停止の場面です。停止線で止まったあと、見通しの悪い交差点では少しずつ前に出て、右、左、そして後ろと、止まっては確認を繰り返します。

「青信号でも、後ろから来た車が曲がってくるかもしれません」と井澤さん。生徒からも「横から信号無視の車が来るかもしれない」「前の車を避けたら、対向車が来るかも」という声が上がりました。

「信号が青だから大丈夫」ではなく、「青でも何か来るかもしれない」と考える。この一歩先を読む習慣が、事故を防ぐ鍵になります。
共通していた本音は「急いでいるから」。事故の責任の重さも


ワークショップでは、警察庁の交通事故データをもとに三井住友海上が作成した学校周辺の実際の事故データを使い、「なぜ危ない行動をしてしまうのか」を班ごとに話し合いました。

どの班からも出たのが「急いでいるから」という理由です。「信号待ちをしたくない」「自分は事故を起こさないという自信がある」という正直な声もありました。

最後に、三井住友海上の担当者が実際の賠償事例を紹介しました。歩行者に衝突して亡くなった事故で、賠償額が3,000万~4,000万円になった事例もあるそうです。自転車は、被害者にも加害者にもなり得る乗り物です。
急いでいるときほど、いったん止まって、見て、確かめる。今日から実践できるこの習慣を、ぜひ心に留めておいてください。
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