大規模修繕工事に思わぬ『落とし穴』 植栽枯損や景観悪化を未然に防ぐ小冊子マニュアルを発刊!分譲マンション管理組合などに無料配布へ (2/3ページ)
<緑の景観を確保するための注意点>
大規模修繕工事によってどのように緑地が影響を受けるかは、ある程度事前に想定することが可能で(1)植栽の現状の調査 (2)復旧の仕様の決定 (3)植栽復旧作業の3つの視点でそれぞれ検討することが重要となります。
特に注意ポイントは作業用の仮設足場です。足場の設置場所に中高木がある場合は、養生シートで長期間覆われることにより日照不足や水不足で枯れてしまうリスクが高まります。そのため支障枝の剪定、伐採を行なう対策をとります。低木の場合は撤去して工事終了後に植え直すことができます。
また外壁の清掃やさび落としなど薬品や高圧洗浄を利用する時に、植物がその影響を受けないように養生、保護する必要がありますが、そのまま施工を行うと植物の葉が枯れやすくなります。
そのため工事着工前に現状を写真と図面に記録するとともに、足場や機材置き場に近接して影響を受ける可能性がある樹木などについては、契約事項に経過保障期間の取り決めを行ったり、現況復旧の条件を盛り込むことで、後々のトラブルを未然に防ぐことに効果を発揮します。
小冊子はカラー40頁で構成しています。大規模修繕時における緑地保全について工事会社への入札前、契約前の確認項目や植栽復旧仕様作成の内容、修繕工事期間中の散水対策など、未然にトラブルを防ぐためのポイントを写真付で解説しているところが大きな特徴です。大規模改修に伴う緑地自体のバリューアップ改修の事例も記載しています。
季節を五感で感じながら、活気ある心豊かな生活を目指して。緑を用いたコミュニティの創出や 共用部、居住空間のリノベーション業務にも積極的に参画するなど、今後もマンション・団地の活性化に尽力していきたい所存です。