【橋下市長vs在特会桜井会長】殺風景な地下会議室は嫌悪感の現れか|久田将義コラム (2/2ページ)
周囲のSPに止められるのを前提にした行動だったのだろう」と言っていたのは動画を見た裏社会の人間だ。橋下市長は退場する際、「お返し」とばかりに桜井氏ににじり寄ろうとするのだが、これも周囲のSPに止められている。この場面を見て、橋下市長がよほど桜井氏に対して感情的になっているのだなと感じた。橋下市長は北野高校のラグビー部出身で、しかも強豪揃いの大阪から花園出場を果たしているアスリートだ。少なくとも桜井氏よりは体力に自信があるはずで、その裏付けから来る「にじり寄り」なのかなと感じた。
その後のぶら下がり会見では、記者から「大人気なかったのでは」という質問に対し、橋下市長はいつもの"橋下節"で応えた。「じゃ、あの場にいてみて下さいよ。(ああいう態度に)そうなりますよ」という言葉を聞いて、あの対応は芝居でなく、感情から来るものだったのだなと確信した。
冷静に、大人として対応すべきだったという橋下市長に対する批判はもっともだが、市長といえど人間である。故浜田幸一氏のように国会で椅子をぶん投げ暴れまわった代議士もいた。これは良い悪いの問題ではなく、公人と言えど感情を持っている人間であるということ。それ以上でもそれ以下でもない。
なんら具体的な意見交換も議論もなかった面談だったが、橋下市長の「差別主義者は大阪から出ていけ」という言葉だけは何度も繰り返された。今後、この発言がヘイトスピーチ問題にどう影響を与えるのか、注目したいところだ。
Written by 久田将義(東京ブレイキングニュース編集長)
Photo by 橋下徹「まっとう勝負」