第四回 投資の知識は現代社会におけるサバイバルスキル
前回と前々回は、知らないとカモになりかねない、金融機関の都合についてお話しました。今回は、知っておくと得をすることをこれから書いていくために、ちょっとした見取り図をかきたいと思います。
ここまでの振り返りここまでみてきたように、投資については、知らないと老後の生活に困りそうです。
「第一回 もう年金は頼れない! 投資から始める資産形成のすすめ」でも、何も知らないで金融機関(銀行や証券会社)に行って、勧められるままに人気商品を購入すると、酷い目に遭うかもしれません。
「第二回 『儲かりそうな商品』は大抵の場合、そんなに儲からない?」 「第三回 人気商品がコロコロ変わる本当の理由」 まずは基礎を学ぶことが大事では、どうすれば良いのでしょうか。それは、投資というのがどんなもので、自分が今、なにをやっているのかについての知識を、きちんと学ぶことが第一なのです。
それは主に、経済の仕組みについての基礎知識と、投資対象になるさまざまな資産についての基礎知識からなります。小難しい専門用語を、内容を判らせないようにするための目くらましに使う専門家も多いですが、実はそんなに難しい話ではないので、ご安心を。
連載の始めの方では、これらの投資についての基礎知識をご説明します。そうすれば、金融機関の営業員の言われるがままに人気商品サーフィンをして、手数料稼ぎのカモになることもなくなるでしょう。
知識があれば投資は怖くない!金融機関に手数料を払うこと自体は、別に悪いことではありません。ある投資商品を手に入れるためには、買付手数料が必要になることもあります。運用報酬も、ないと運用商品が成り立たないものです。
とはいえ、似たような投資成果が得られるなら、必要以上に手数料を払う必要もなく、その分を投資収益のかさ上げに使えるようになれば、それに越したことはありません。そこで、市場にはどんな商品があり、それは夫々にどんな特徴を持っているのかも、ご説明しましょう。
私達が投資を行うときに、知っておくと得をする税制の特典もあります。最近話題のNISA(ニーサと読みます)や、損益通算など。これらについて、きちんと理解していれば、投資は怖いものでも、損ばかりするものでもなくなるでしょう。
「リスク」という言葉の意味ただ、肝に銘じておく必要があることが一つだけあります。それは、将来のことは、誰にも判らない、ということ。
恐らくコレだけは永遠不滅の真理だと思います。それが市場に潜むリスクです。リスクは退治することはできないので、うまく付き合っていくことが必要です。リスクは毒にもクスリにもなるのです。
そこで次回は、普通に使われる「リスク」というコトバと、投資用語で使われる「リスク」の違いをご説明します。