完成の喜びは年齢に関係なく人を夢中にさせる。北九州市のデイサービス鶴亀寿々庵が『やる気』を生み出す介護プログラムを実施 (2/3ページ)
また同時に作業時間を午前中、または午後の1時間と短く区切ることで「ここまで作ろう」といった「短期的な目標」も設定しました。これにより短時間でも確実に成果を上げて、取り組みに対する達成感を得ることができるのです。
■社会との関わりが高齢者にとってのリハビリになる
介護の現場では、社会との関わりが希薄になると家に引きこもりがちになり、孤立する確率が高くなると言われています。これまでにも、施設内だけで通用する「擬似通貨」を流通させ、金銭管理や社会性を養うプログラムを実施している事業所はありましたが、第一線で働いてきた方々を子どもに戻すような方法は、現実感を欠くおそれもあります。
デイサービス鶴亀寿々庵では「擬似通貨」ではなく、本当のお金を施設の外で稼ぐ仕組みを作ることで、実生活での経済活動に参加することができるようになっています。
■私たちが進めていること、考えていること
デイサービス鶴亀寿々庵では、レクリエーション活動以外にも生涯学習にも力を入れています。例えば「書道」では、日本習字師範代の上位資格者である教授クラスのスタッフが筆を執り、「そろばん」も珠算一級を所持するスタッフが指導しています。遊びの延長線上でお稽古をするのではなく、「本物」からしっかり学ぶことで、意欲の向上を図っています。
私たちのように、単に介護サービスを提供するだけでなく、独創性のある取り組みを行っている通所介護事業所は全国的に増えていますが、多くの高齢者施設は普段注目されることもなく、外の世界から遮断されたような状況にあります。
当リリースを通じて、通所介護事業所で行われている取り組みや独自の介護サービスを、是非多くの方に知っていただきたいと思います。